ファントムMk2
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一方、兎兎丸を倒し、ジュピターを破壊したナツは・・・
「お・・・おお・・・おぷ・・・」
完全にグロッキー状態と化していた。
「ど、どうしたんだ?コイツ・・・」
突然フラフラとし始めたナツを、戸惑ったように見る兎兎丸。
「お、おお・・・コレ・・・動いてねぇ・・・か?」
「コイツ、乗り物に弱いのかっ!しめた!逆転のチャンス!」
それを好機と見た兎兎丸は、右手の指を5本、左手の指を2本立て、そこから7色の炎を出す。
小さい炎は徐々に大きくなり、一体化する。
「いくら炎が効かんといっても、その状態でくらったらどうなるかな。我が最強魔法、七色の炎!」
「おおお・・・」
「くらえ!」
そう言って炎をナツに放つ・・・事は不可能だった。
「え?」
突然、兎兎丸の手首辺りまでが凍ったのだ。
「ええっ!?ちょっ・・・何よコレェ!」
その氷は徐々に兎兎丸を覆っていき、最終的には全体を覆い尽くす。
「お?」
そして凍った兎兎丸は巨大な獣の腕に捕まれた。
そしてそのまま。
「ああああぁぁぁぁぁぁ・・・!」
空の彼方へ飛んでいった。
ナツの視線の先には、4人の男・・・否、3人の男と1人の漢。
「情けねぇなァ、ナツさんよォ」
「仕方ねーか。お前乗り物苦手だもんな」
「漢なら乗り物なんぞ逆に酔わせてやれぃ」
「ナツ!大丈夫?」
そこには、グレイ、アルカ、エルフマン、ルーが立っていた。
ハッピーはグレイに抱えられている。
「おおっ!かっこよすぎだぜ!お前等・・・うぷ」
「これはジュピターの残骸か?」
「グッジョブじゃねーか、ナツ!」
「あい!」
「それにしてもさぁ・・・何で突然動いたり傾いたりしたの?エルフマン」
「俺に聞かれても知らん」
いきなりギルドが動き出した事に疑問を持つ一同。
すると、突然重々しい音を立ててギルドが止まった。
「ん?」
「止まったーーーーーっ!」
その瞬間元気になるナツ。
「動いたり傾いたり・・・一体何がしてぇんだ、ファントムは」
「オイラ、ちょっと外の様子見てくるーーー!」
アルカが首を傾げ、ハッピーは外へ飛び出していった。
外では、歩みを止めた巨人が何やら文字を書き始める。
「む、何だ?文字を書き始めたぞ?」
巨人が書く文字を見て首を傾げるクロス。
するとアイゼンフロウが大きく鳴き、それを聞いたサルディアが声を荒げて叫んだ。
「クロス君!アイゼンフロウが、あれは魔法陣だって!」
「何だと!?」
「つー事は、あの建てモン自体が魔導士っつー事かよ!?」
驚愕するクロスとスバル。
更に
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