暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
42話:フルボッコだどん!!
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左手で夜天の魔道書を開き、詠唱を始める。

「彼方より来れ、やどり木の枝…」
『銀月の槍となりて、撃ち貫け…』

魔法陣を展開し、それを中心に六つの光を生み出す。

「石化の槍―――」
「『ミストルティン!!』」

掲げた杖を振りかざし、六つの光と魔法陣にもあった光、計七つの光を“闇の書の闇”へ向けて発射。七つの光は槍へと変わり、“闇の書の闇”に突き刺さり、生体細胞を凝固させ、石化させていく。

「■■■■■■■ーーー…」

ほぼ全体が石化し、その一部が崩れ落ちていく中、“闇の書の闇”はその自慢の再生能力で、即座に新たな体を作り出す。

「行くぞ、デュランダル…!」
〈 OK, Boss 〉
「悠久なる凍土、凍てつく棺のうちにて、永遠の眠りを与えよ……」

そこへ詠唱を開始し、両手を広げながら魔法陣を展開するのは、黒服のバリアジャケットを着るクロノ。その周りから冷気が発生し、“闇の書の闇”周辺の海をも凍らせる。

「凍てつけ!!」
〈 Eternal coffin 〉

そしてその周囲の冷気は一気に“闇の書の闇”を凍らせ、その動きを止める。
だがやはりというべきが、“闇の書の闇”の再生能力はその凍結魔法をも超え、再び活動を開始する。だがそれでもクロノの魔法が効いているのか、その動きは大分鈍くなっていた。

「行くよ、フェイトちゃん、はやてちゃん!」
「うん!」
「…うん…!」

そして“闇の書の闇”の上空。そこに三人の少女が、自身の最強の技を準備し始める。

〈 Starlight breaker 〉
「全力…全開!」

なのはの周囲から全員が使った魔力が、流れ星のように集束されていき、カートリッジを消費しながら、魔力を固めていく。

「雷光、一閃!」

フェイトは高速の儀式魔法で雷を発生させ、そのエネルギーをバルディッシュを魔力刃に乗せる。さらになのは同様、カートリッジを使用し、魔力を上乗せする。

「……ごめんな……おやすみな…」

はやては魔力を高めながら、氷の中今ものたうち回る“闇の書の闇”を見ながら、謝罪の言葉を述べる。
しかしその表情もすぐに決意あるものへと変え、詠唱を始める。

「響け、終焉の笛!」

そして足下にミッド式、目の前にベルカ式の魔法陣を展開し、ベルカ式の魔法陣の三つの頂点に、それぞれ魔力を溜める。


「スターライトーーー…!!」
「プラズマザンバー…!!」
「ラグナロク…!!」


「「「ブレイカァァァァァーーーー!!!」」」


そして同時に放たれるピンク、黄、白の閃光。その光は“闇の書の闇”の巨体すら飲み込み、大きな爆音と共に爆ぜた。

「本体コア、露出…」

そんな中シャマルは、クラールヴィン
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