暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
42話:フルボッコだどん!!
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レイジングハートは四発ものカートリッジを使用し、再びピンクの羽根を大きく羽ばたかせる。
高く掲げた相棒を、なのはは真っすぐ標的へと向ける。

「エクセリオンバスター、フォースバースト!!」
〈 Barrel shot 〉

なのはの砲撃を阻もうと触手が迫るが、そこへ不可視のバインドを放ち、触手の動きを止める。

「ブレイク―――――シューーートッ!!」

レイジングハートの先端に発生させた光球から四つのバスターを放ち、さらにそれを巻き込むように中央からフルパワーの砲撃が放たれる。
なのはの砲撃は見事“闇の書の闇”のバリアを捉え、打ち砕いた。

「“剣の騎士”シグナムが魂、“炎の魔剣”レヴァンティン。刃と連結刃に続く、もう一つの姿……」
〈 Bogenform 〉

“闇の書の闇”の後方で、剣を振り上げるシグナム。レヴァンティンの刃を返し、その鞘と繋げる。
すると鞘が持ち手で繋がれる形でレヴァンティンに姿を変え、シグナムが再び刃を返すとその姿はさらに、まるで翼のような弓へと変形する。

シグナムの相棒、レヴァンティンの遠距離戦闘形態、“ボーゲンフォルム”。

(かけ)よ、隼!」
〈 Sturmfalken(シュツルムファルケン)〉

シグナムはレヴァンティンの一部を流用して生成した矢を構え、魔力を集積。“闇の書の闇”に狙いを定め、放つ。シグナムの魔力を纏った矢はその姿を鳥のように変わり、三枚目のバリアを打ち抜く。

「フェイト・テスタロッサ、バルディッシュ・ザンバー…行きます!」

次は“闇の書の闇”の正面に位置するフェイト。魔法陣を展開し、カートリッジを三発使用する。
そして自身の身の丈以上のバルディッシュを振り上げ、物理的破壊力を持つ衝撃波を放ち、触手を両断する。

フェイトが再びバルディッシュを掲げると、その刀身に紫色の雷が落ちる。

「撃ち抜け、雷神!!」
〈 Jet zamber 〉

そしてかけ声を出して“闇の書の闇”に向けて振るう。バルディッシュの魔力刃は、振るわれると同時に伸び、バリアに衝突、粉砕し、遂に本体を切り裂いた。

「■■■■■■■■ーーー!!」

体の一部を切り裂かれた“闇の書の闇”は、海面から新たな触手を出し、そこからなのは達に向け砲撃を放とうとする。

「盾の守護獣、ザフィーラ!砲撃なんぞ、撃たせん!!」

それを見て黙ってはいない男が一人。ヴォルケンリッターの一人、ザフィーラがベルカ式の魔法陣を再び展開し、魔法を発動する。
海面から彼の銀に近い白い魔力でできた槍が出現し、次々と触手に突き刺さっていき、砲撃の発射を阻止した。

「はやてちゃん!」

シャマルの声に反応するのは、今回魔法初挑戦である、八神はやて。

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