第150話 Mars
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いつの間にか俺はコロールの森じゃなく、なぜか真っ赤な空間の中にいた。俺はその空間の中で漂っていたこ、これ、乗り物じゃないよなっ!?・・・だ、大丈夫だな。
ナ「ん?ハッピー?どこだぁーーーーーっ!」
さっきまでいたハッピーはどこにもいない。いったいどうなってるんだっ!?
ナ「ん?何だあれ?」
遠くの方で球体型の何かが見える。さっき『ブラックテンプラネット』の中に写っていたのと似てるな・・・確か・・・
ナ「か、火星・・・だったはずだ。てかここどこだっ!ハッピーはどこだっ!」
俺が真っ赤な空間の中で暴れていると、
?「うるさいな。」
ナ「ぬぉっ!」
声がした方を振り向くと、見た目が俺と同じくらいの男がいた。真っ赤な髪に真っ赤な迷彩ガラのノースリーブに赤いハーフパンツ。腰にはルーシィが星霊の鍵を仕舞っているのと似たやつを付けていて、手には真っ赤な銃を握っている。真っ赤な瞳はなぜか光が射していない。何でだ?てか、何だこいつ?
マ「俺は火星の守護神、マーズだ。」
ナ「しゅ、シュガー・・・なんだって?」
マ「守護神ッ!なんで砂糖になるんだっ!」
そ、そんなに怒鳴んなくてもいいじゃねぇか。するとマーチは握っていた赤い銃の銃口を俺に向ける。
マ「マーズだっ!なんで行進曲になるんだよっ!」
あー、こいつ、ものすげぇ短気な奴だ。
マ「俺は火星の支配者でもあるんだっ!俺を怒らせた奴と、支配の邪魔をする奴は、殺すっ!」
ナ「し、支配者・・・」
俺が聞く間もなく、マーチは銃を俺に向かって撃った。だが、弾丸ではなく赤く燃える火の玉だ。俺は口を開けると、火の玉を飲み込んだ。
マ「んなっ・・・!?」
俺を見て、光が射していない赤い目を見開く。
ナ「おぉっ!結構うまいじゃねぇかこの火ッ!」
食ったら力が湧いてきたぁーーーっ!俺は深く息を吸って、頬を膨らませると、
ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」
口から炎の息が放たれる。それはマーチ目掛けて一直線。するとマーチは、持っていた銃の銃口を接近してくる炎に向けると、
マ「紅蓮炎・・・開花ッ!」
銃を撃つと、さっきより少しでかい火の玉が撃たれた。すると、その火の玉が花のように四方八方に広がり、俺の攻撃を防いだ。俺は開いた口が塞がらねぇ・・・マーチは俺を侮るようにニッと笑うと、
マ「火を食ったり火を吐いたり・・・それ、お前の魔法か?面しれぇな。」
ナ「お
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