七話
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るわ行くぞ。七乃、雪蓮」
そう言って、袁術は部下を連れ去って行ったが、リウイの剣筋をみた孫策は固まっていた。
「今、どうやったの?」
「何の事だか」
「貴方。今、一体…」
「孫策殿、袁術殿が待っていますよ。今、機嫌を損ねては不味いのでは」
その言葉に孫策はリウイが今、孫策が何を考えてるのか見透かした事がわかった。
「董卓殿。貴女いい部下をお持ちですね」
「はい!ありがとうございます」
孫策が去り、陣地に戻るとリウイと詠は月を労った。
「ご苦労様、月」
「ああ、大変だっただろう?」
「二人と違ってわたしは座っていたから辛く無かったよ」
月の言葉を聞き、リウイは詠に話しかけた。
「前々から思っていたが、…月の器は底が知れんな」
「…そうね、私もそう思う」
「何?、何で内緒話してるの?」
リウイと詠の会話を聞き月は首を傾げた
「いや、月、今日の会議どう思った?」
「?…袁紹さんと袁術さんがまた喧嘩してたと思いますが?」
「いや、君はその二人の間を取り持ったのだが」
「?…わたしそんな事をしたんですか?」
「…ああ、その感想を聞きたい」
「それは、皆、飽きて来たし早く終わらそうと思ったんです」
「そうか…」
「お兄様なんで落ち込んでいるのですか?」
不審そうな月の頭をなでリウイは次の行動にうつった。
「いや、気にしないでいい、それより私達は最後尾だそうだ、急ぐ必要は無いが準備を怠らないようにな」
「そうですね、わかりました。じゃあ、皆にその事を教えます」
こうして反曹操連合は洛陽に向かい進軍した。
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