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とあるの世界で何をするのか
第二十二話  事情聴取とゲコ太ストラップ
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…」

「ちょっ! それ、どういう意味よ」

 白井さんの暴走を止めることは出来たようなのだが、逆に御坂さんから睨まれた。とはいえ、本気で怒っているわけではないようである。

「ちょっといいかじゃん?」

「はい」

 丁度、会話としては一区切りついたと言ってもいいだろうというところで、聞き覚えのある声というか黄泉川先生が話しかけてきた。恐らく今回の銀行強盗事件の事情聴取だろう。

「ちょっとアレについて聞きたいじゃん」

 黄泉川先生が親指で差したのは御坂さんがぶっ飛ばした車である。

「あー……あははは」

「はぁー、お姉さま」

 俺が御坂さんのほうへ視線をやると、乾いた笑い声をあげる御坂さんに呆れた様子の白井さん。それを見た黄泉川先生は原因が御坂さんであることを察したようだ。

「詳しい話が聞きたいじゃん」

「は……はい」

 結局、御坂さんはそのまま黄泉川先生に連れて行かれ、俺と佐天さんは鉄装さんの事情聴取を受け、白井さんと初春さんは別のアンチスキルの人に状況説明をすることになったのである。





「はぁー、疲れた」

 御坂さんが事情聴取からかなり疲れた様子で戻ってきた。俺と佐天さんは普通に事情聴取を受けただけだし、初春さんと白井さんも普通に事情の説明をしていただけで、別に疲れるようなことも無かったのだが、御坂さんだけはあの黄泉川先生から特別に事細かく色々聞かれ、色々とお小言もいただいたようである。

「お姉さまの自業自得ですの」

 白井さんが呆れた様子で言い放つ。もしあの時、車を投げ飛ばしていたのが俺だったら、事細かに聴取されていたのは俺だったのだろう。そういう意味でも御坂さんには助けられたわけだ。

「御坂さん、元気出してください」

「ありがとう、初春さん」

 初春さんから声をかけられ、御坂さんがぎこちない笑顔で応える。しかし、御坂さんにこれだけの疲労感を与える事情聴取って一体どんな感じだったのだろうか、少し気になるところである。

「それでは、今日はこの辺りでお開きということにしたいと思いますの」

「そうですねー。それじゃー白井さん、今日はありがとうございましたー」

 結局のところ、白井さんは御坂さんのことが心配なのだろう。今日はもう帰って御坂さんをゆっくり休ませようという提案を、初春さんも察して受け入れたためこのまま解散ということになりそうなのだが、そこで俺は一つ思い出した。

「あっ、そうだ。御坂さん、これあげるから元気出してね」

 ポケットからゲコ太ストラップを一つ取り出して御坂さんに渡す。

「えっ? いいのっ!?」

「うん」

「ありがとー!!」

 何と、アニメでは佐天さんから貰って言う
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