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とあるの世界で何をするのか
第二十二話  事情聴取とゲコ太ストラップ
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について皆が知っていて、別に秘密になっているわけではないので、初春さんも雑談の中で俺の話題を出したことがあるのだろう。初春さんから言われて白井さんも思い出したようだ。

「ん……どういうこと?」

 御坂さんは知らなかったらしく初春さんに尋ねる。

「えーっと……神代さん、いいですか?」

「うん。っていうか、ここで駄目だったら白井さんの時点でアウトでしょ」

 聞いてくる初春さんに了解はするが、すかさずツッコミも入れる。

「うっ……まー、そうなんですけど……」

「いいわ、自分で説明するから」

 初春さんが一瞬詰まる。それを見ながら、俺は自分で説明したほうが良いだろうと判断して話し始める。

「ウチは今、女の姿をしてるから神代姫羅なんだけど、本当は男で名前は神代騎龍って言うの。まぁ、学園都市に来て能力開発を受けたらこんな体になっちゃったんだけどね」

「ア……アンタがあの雌雄同体!?」

「そのようですわね」

 御坂さんも噂などで聞いたことがあったのか驚きの表情で俺を見ているのだが、白井さんのほうは恐らく初春さんの話だけでなく、バンクのデータベースなんかも見ていたようで冷静にうなずいていた。しかし、完全に間違っている部分があるのでそこは訂正しておかなければならない。

「雌雄同体じゃないわよ。ウチは男なのに女にもなれるってだけで、両方の機能を同時に持ってるわけじゃないからね」

「そう言えばそうですわね」

 俺の言葉に白井さんは納得してくれたようだが、御坂さんのほうは何か微妙な表情をしている。

「えっとー……って事はアンタ、今は完全に女性になってるってことよね?」

「ええ、そうだけど」

 御坂さんに確認されて答える。どうやら御坂さんには何か気になることがあるようだ。

「でも、アンタの能力は確かサイコキネシスだったわよね」

「うん」

 ここまで聞かれると、御坂さんが気になっている部分が大体分かってきた。

「じゃー、女になれるのはどうしてなの?」

「確かに……そうですわね」

 思った通り、御坂さんは俺が能力で女性化できるわけじゃない部分に疑問を持っていて、白井さんもそこで疑問を持ったようだ。というか、白井さんはバンクのデータを見たわけじゃないのだろうか。

「それはまぁ、能力のほうにも少し関係してくるんだけど、ウチって元々遺伝子的に男女両方の性質を持ってるみたいでね。そういうのって知らない?」

「まあ、聞いたことはあるけど」

「一応、そういう遺伝子を持ってる人ってわずかながら居るみたいで、基本的にはどっちかが強くて普通に片方の性別だけで生活してるらしいのよ。だけど、ウチはここで能力開発を受けたときに一時的に強さが逆転しちゃっ
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