DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第九話
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らを向く。
『@;、”#¥)&’(%%$』
「なんていってるのか全く分かりませんよ」
ハクガが踊るように地面に模様を描く。ジャンプした彼の足には、翼の生えた靴が装備されていた。《ヘルメス》だ。
「俺もそろそろ本気出すかな……」
カズが《ノートゥング》を両手で握る。とたん、ガキン、という音とともに刀身が巨大化した。
「……奥の手を出す必要がありそうだ」
リーリュウが《エオス》を奏でる。その音に呼び出されたかのように、緑色の風が吹く。吹いてきた風に巻き上げられるように、岩たちが寄り集まり、小さなゴーレムを作り上げる。
「俺に力を貸してくれ、《神話剣》」
セモンも刀を握りなおした。
戦闘開始。
*
戦闘は困難を極めた。
エクストラモンスターは圧倒的な強度を誇り、リーリュウのゴーレムの突進や、カズの大剣がソードスキルを放ってもダメージを一向に負わないのだ。
「月神が命ずる!矢よ、穿て!!」
ハクガが術式を組み立てる。すると、彼の前に青色の魔法陣が現れ、そこから水の矢が飛び出し、モンスターを穿つ。
あれが、《六門魔術》……。
しかし、《六門魔術》をもってしても、機械の体は傷つかない。セモンも必死にソードスキルを放ち続けるが、全くダメージを追っている気配がしない。
「大地よ、我が声を聞け!!《グランド・ストライク》!!」
リーリュウの足元に展開した緑色の魔法陣。それは周囲に広がると、地面が隆起してモンスターを穿つ。
『##$%’()(&&R%(&%$##LJb)(+HUR%$$#』
理解不可能な言語で喋るモンスター。その腕に装備されたガトリング砲が火を噴く。
「がっ!!」
カズが被害を受ける。
「カズ!!」
ハクガが瞬時に術を組み、白い魔方陣がカズを包む。たちまちカズの傷はいえるが、ハクガに目に見える疲労がたまる。
これだ。これが厄介なのだ。
絶対的な防御力と、セモン達には許されていない、現代機械による攻撃。
それが、あまりにも厄介すぎる。
「どうする……このままじゃ、やられるぞ……!!」
「くっ……!!」
その時。
壊れた天井から差し込んでいる光が、陰った。
そして。
何かが、落下してきた。
『#$#((&V&'$#&&&||&&RR=~\\¥(!?』
エクストラモンスターが衝撃波だけで弾き飛ばされる。
《それ》が立ち上がった。瞬間、セモンはプレッシャーに押しつぶされそうになる。
「な……!?」
煙が晴れた時―――――そこには、一人
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