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隣神おりますかー?
隣神おりますかー?
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ご褒美が貰えるのだ。才能などではなく、努力すれば努力するだけ成果が出るのならば頑張る人は増える。

 +の集め方や元の善行の種類によって得られるもの(勿論も罰も)は違うが、中には本物の奇跡もある。生まれた時から目が見えなかった人が物を見ることができた。事故で治らないと言われていた膝が治って走れるようになった。植物状態の夫が目を覚ました。等等。

 良い点を上げればたくさんあるが、良いだけで終わるものなんてこの世にはない。悪い点もたくさん現れた。その中の一つに戦争の勃発が挙げられる。
 どことは言わないが聖書を紐解けば敵対存在に対する攻撃を肯定しているところがある。ある土地を指してそこは神によって与え与えられた地であり、既にそこにいるものを排除(殺)して取り返せ、何てお話もある。しかもそれが神の宣託だったりするのだ。

 そういった話は意外と多く、そういった宗教間で戦争が起こった。荒事になるため見て見ぬふりしてきた、穏便に解決しようとされた問題の早期解決が強制された。逆らえば極大の-だ。地獄行き、というのが現実の話となり文字通りの死に物狂い。地獄か自爆特攻か、何て選ばされたら荒れるのもしょうがない。
 政治家が宗教家の地域は時間における慣習で国家機能が止まるところも出た。国際化が進んだ今の時勢じゃそれも大問題である。ネットの世界は一秒で動くのだ。

 そんなこんなで大荒れしたそれは数年ほどで停止した。神が強制をやめたのだ。通説はこのまま続けると信徒がなくなるという酷く即物的な理由。神様も意外と身が大事らしかった。
 荒っぽい問題は一時的な停戦に。国家機能の辺りは周辺国家の理解を得て復帰。
 神という強制力が出て国は法を整備。一部特例を除き、公共の福祉に反しない範囲でなら神憲(神様による法。権とかけている)は現行の法に優越する、何て法が制定された。

 知らなければ損をする、と神学の授業も必修となった。もっとも無宗教家もいるので一応は選択性である。無宗教家には神は語らず、罰もない。ある種の絶滅危惧種であるツッパリヤンキーも探せばいる。中には神の罰なんぞテヤンでぇなツッパリもいるそうだがただの馬鹿な気もする。

 世界的に見れば日本は無宗教家が結構いる。宗教、と聞くと胡散臭がる人が結構多い。明確な神を信じている人などほとんどいないだろう。けれど初詣にバレンタインにお盆にハロウィンにクリスマスに除夜の鐘。信じてないくせに行事は欠かさずしかも多数の宗教がごっちゃ。お守りや神社への合格祈願など、超常的な存在や力を信じる土壌は元々あるがゆえの事だろう。

 特に神道。元を自然崇拝による呪術的祈願に発するこれが大きいとされている。五穀豊穣や安産など、生活の上での事を神に祈るこれは日常の中に浸透し、精神性道徳性の中にまで入り宗教行事だと思わ
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