魔法先生ネギま!
0430話
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活させられるかもしれないらしい。その鍵を使えばな」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ。宮崎が決死の覚悟で得た情報だから間違いは無いだろう」
「じゃ、じゃあ僕もその鍵を!」
そう言い、ネギが伸ばしてきた手を払いのける。
「アクセル君?」
「お前は鍵が云々というより前にまずは闇の魔法だ。それをどうにかしてからこっちに手を出してこい」
「そうですわ。ネギ先生、アクセル君の言うようにまずは自分の問題を解決してから次の行動に移した方がよろしいかと。別に全てをネギ先生が背負う必要はないのですから」
「いいんちょさん……」
がっくりと項垂れたネギだったが、その持ち前のポジティブさですぐに元に戻る。
「とにかく、ラカンさん達を元に戻す為にものどかさんの知ってる情報を聞かせて貰わないと。……それに、アスナさんの件も……」
「神楽坂がどうかしたのか?」
「あ、いや! 何でも無いよ。とにかく僕もアクセル君も意識が戻ったんだし状況の確認をしないと」
「あぁ、それを言い忘れてたな。今はこの飛行魚で廃都オスティアに向かっている所だ。面子はオスティアにいた時の奴等と綾瀬、その仲間2人が追加されているな」
「これ1隻だけじゃ狭そうな気もするが……」
「アクセル君の心配も分かりますけど、この一大事に多少狭いくらいで文句を言うような人はいませんわ」
あやかがそう締めくくり、俺達は皆の集まっている場所へと向かうのだった。
「皆さん、心配をお掛けしました」
『ネギ君!』
ネギが顔を見せると、ネギの無事を喜ぶ声が上がる。
……いや、一応俺もいるんだけどな?
「何いじけてるのよ。ここにちゃんとアクセル君の無事を喜んでる人達もいるわよ」
近づいて来た円が笑みを浮かべながらそう告げてくる。その背後には千鶴、美砂、茶々丸の姿もあった。
「いきなり気を失うんだから吃驚したわよ。まぁ、龍宮さんが魔力を消耗しきった為だって教えてくれたから安心したけど」
美砂の声を聞きつつも、千鶴や茶々丸にもどこか責めるような視線を向けられるのだった。
「アクセル君、のどかさんが鍵の件で話があるって」
「ん? あぁ、分かった」
これ幸いとばかりにその場を退散し、宮崎の方へと移動する。俺がきちんと聞いているのを確認してから宮崎が口を開く。
「完全なる世界のデュナミスという魔法使いの心を読み、彼等がこの世界の秘密に至る力を手に入れた事が判明しました。ここ数日の出来事です。名を『造物主の掟』と言い、この世界の創造主の力を運用出来る究極の魔法具、いわゆるマジックアイテムです」
自分の話した内容を皆が理解するのを確認するように一瞥し、再び口を開く。
「『造物主の掟』は大きく3種類あります
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