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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0430話
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れた上で乗り越える。つまり、人間より上位の生物に転生することで闇の魔法そのものが俺の普通の状態になった訳だ」

 そう言いながら人差し指を立て、その指先を白炎へと変化させて生命ノ宴により蝶のような炎獣を作って部屋の中を羽ばたかせる。

「分かったか? つまり俺に指導できるとしたら、ネギが人間のまま闇の魔法を使いこなすんじゃなくて俺のように人外の存在になる方法を教えるという風になる訳だ」

 もっとも、そっちにしても俺の場合はネギや近衛、あるいはナギよりも莫大だと言われる魔力を使い、それでも足りない分は俺に群がってきた数十万の精霊を喰らって魔力を補充し、さらには大量に溜め込んでいたPPすらもその殆ど全てを消費してようやく今の俺になった訳だから……恐らくネギが俺のようになろうとしてもまず無理だろう。いや、出来なくはないだろうがその場合は理性や知性を失った状態で暴走していつそれ等を取り戻せるのかは全くの不明だ。

「……いや、まぁ、うん。確かにネギ先生の指導はアクセルじゃなくて巻物の方のエヴァンジェリンに頼んだ方がいいな」

 俺の説明を聞き、あっさりとそう方針転換をする長谷川。……まぁ、俺に任せたら人外の存在になるんだときっぱりと言い切ったようなものなんだからそれも無理はないが。

「だろうな。何しろ闇の魔法を伝授する為の巻物だ。その辺に関しても何かいい知恵を持っているかもしれない。……それに俺もやらなきゃいけない事があるからな。ネギの手伝いをしている暇はないんだよ」
「僕の件はともかく、アクセル君のやる事って?」

 ネギの言葉に長谷川や龍宮が頷いているのを見て、あるいは何の心配もないとばかりに微笑んでいるあやかの様子を見ながら、脳裏に浮かんだ空間倉庫のリストからグランドマスターキーを取り出す。

「あ! そ、それって!」
「おい、そりゃあ確か……」

 ネギと長谷川の2人はその鍵を見て驚きの声を上げ。

「……それは確か宮崎が持っていた奴だな。そっちは結局奪い返されたが。……そうか、なるほど。そうなると確かに時間を取る必要があるか」

 龍宮はすぐに俺の考えを理解したのか納得するように頷いている。

「そうですわね。幾らアクセル君でも初めて使うマジックアイテムを自由に使いこなす訳にはいきませんものね」
「ああ。それに、この鍵の能力でラカンやクレイグ達は消された。なら、この鍵を上手く使いこなせれば消えた人達を戻せると宮崎が言ってたからな」
「そうか、そう言えばあの時にもうお前達は物資搬入口にいたんだったな」
「……龍宮さん?」

 俺の言葉に龍宮が感心したように頷き、その言葉にあの時は気絶していて話を聞いていなかったネギが不思議そうな顔を向ける。

「これは宮崎が調べた事なんだが、消えた人間を復
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