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Element Magic Trinity
激熱の戦い
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ついたようにニカッと笑った。
そして頬を膨らませる。

「この魔法ならどうかな?」
「どんな魔法でも『炎』である限り、私は制御できる」
「火竜の・・・」
「効かんぞ!」

そう言うと、兎兎丸は両手を前に突き出した。

(解っているぞ!口から炎を吐き出す魔法だ・・・)

そしてナツは魔法を放つ

「つば!」

・・・事はせず、プッと唾を兎兎丸に向かって吐いた。

「あっはっはっはっはっ!」
「・・・」
「ナツ!ヤバいよ!ジュピターが発射する!」

ナツが笑い、兎兎丸の顔に怒りが浮かび、ハッピーが更に慌てる。

「おのれ!騙したな!橙の炎(オレンジファイア)!」
「火の魔法は俺の食いモンだ!今度は何味かなっ!」

オレンジ色の炎がナツを包む。
そしてそれをナツはいつもの様に食い・・・

「!な、何だコレぁ!くせぇ!」

・・・はしなかった。
否、出来なかった。

「うおおおっ!鼻がもげるゥゥ!」
「はははっ!クソの臭いの炎さ!」
「下品な奴だな、てめぇ!」
「さ、先にやったのは君だろ!」

ジュピター発射まであと2分30秒。

「あったまきたぞ!」
「ナツ!もういいって!落ち着いてよー!」
「黙ってろ!」

ナツは叫び、炎を纏わずただの拳で兎兎丸に殴りかかる。
それを兎兎丸はバッと避けた。

「魔法は諦めて素手か?ならば刀を持つ私の方が有利」

兎兎丸は刀を抜き、シュバッと空を斬る音と共に振りかざす。
が、身体能力抜群のナツはその刀を蝶のように、とはいかないが、上手く避け続けた。

「ちっ」

そして右拳に炎を纏う。

「学習能力のない人だね・・・」
「ぬうぅ・・・」

当然、その炎は兎兎丸によって制御される。
ぐぐぐっと炎の拳がナツに当たる・・・と同時に、ナツは行動を起こした。

「がっ!」
「うぉあ!」








一方、ファントムギルド外では。

「何モタモタしてんだよ!ナツのヤロー!」

スバルが叫びながら銃を的確に撃っていた。


ジュピター発射まであと2分。







「へへっ」

先ほどのナツの炎は、兎兎丸にも当たっていた。

(コイツ・・・私に届く距離まで炎を範囲をでかくした!)

そう。
あの時兎兎丸はナツの近くにいた。
その為、ナツは炎の範囲を大きくし、自分と兎兎丸の両方に攻撃したのだ。

「ナツーーーー!」

ハッピーが叫んだ。







発射まで残り1分30秒・・・。

「エネルギーが溜まってきている・・・」
「まだなのか、ドラグニル!」
「もう時間が無いよ!」

クロスとライアーとサルディアも、相
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