激熱の戦い
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現在、妖精の尻尾の裏の湖では、怪我を負ったり本部に乗り込んだりしているメンバーを除いたギルドメンバーが、ジョゼの作り出した兵士・・・幽兵と戦っていた。
「ハアァァァァァァァッ!」
ライアーが自身の槍『フィレーシアン』で向かってくる幽兵を斬り捨てる。
するとすぐさまフィレーシアンは槍から剣へと姿を変え、相手を薙ぎ払っていった。
換装した訳ではない。姿を変えたのだ。
これがライアーの魔法、武器魔法だ。
「撃ち負かせ、エウリアレー!」
その横ではスバルが自身の銃『エウリアレー』で確実に幽兵を撃っていく。
この2人、実は同じ武器魔法を使う魔導士だ。
が、ライアーは近・中距離、スバルは遠距離攻撃を得意とし、姿を変える武器もそれにあった物にしか姿を変えない。
「力を貸して!召喚!アイゼンフロウ!」
「グガアァァァァァァァァァァッ!」
その2人とは別の場所で、サルディアは飛竜を召喚していた。
『アイゼンフロウ』と名付けられた黒地に銀色の模様の飛竜は、ギルドに負けないくらいの大きさで、雄叫びを上げる。
そして向かってくる幽兵を・・・『喰った』。
「来るなら来なさいっ!アイゼンフロウにとって、闇系の魔法はご飯なんだから!」
「ルガアアアアアアアアアアアアッ!」
「お願いアイゼンフロウ!相手はあのファントムのギルドから出てくる幽兵よ!」
主であるサルディアに命令され、アイゼンフロウは一気に黒い咆哮を放つ。
それに飲み込まれた幽兵は次々に消えていく。
一方別の場所では、マックスが砂で幽兵を8体ほど同時に倒していた。
「!」
そんなマックスの背後から、1体の幽兵が襲い掛かる。
マックスは気づくが、間に合わない。
「ブラッティブレイカー!」
と、その時、1本の杖『セルリヒュール』を構えたヒルダの攻撃が・・・その名の通り、血のように真っ赤な砲撃が、その幽兵に直撃した。
「すまねぇ、ヒルダ」
「気を抜くな。相手は無数に出てくる」
そう呟きながら、更に砲撃を撃っていく。
「そうだ、ギルドは何としても守るんだ!」
その近くにいたクロスは自分の持っていた剣『雷光の剣』を空に掲げた。
「轟け!黒き稲妻よ!」
その言葉に反応するかのように、黒い稲妻が一気に幽兵に落ちる。
そこから一気に斬撃を放ち、斬り裂いた。
「こいつ等は仲間をやられる悲しみも、ギルドを壊される悔しさも持っていない!そんな奴等にギルドはとらせんぞ!」
クロスが剣を掲げて叫ぶ
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