暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
九十九話:あなたの人生を私に
[4/4]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
こっちにも都合というものが。
でも置いてったらまた無茶やらかして今度こそ死にそうだし、一体どうしろと。やっぱり死んで欲しくはないし。
すっかり涙も引っ込んで考え込む私に、またヘンリーが声をかけてきます。
「……ところで。いつまでこの体勢なんだ。俺は、別にいいが」
この体勢って……はっ!
甲板に二人で倒れ込んで私がヘンリーの上に乗ってて、完全に私がヘンリーを押し倒したような状態で。
しかもまたいつの間にかヘンリーに抱き締められてるし、誤解を招くどころか堂々と何やってんだ的な。
しかも、私は男装だし。
そろそろと顔を上げて見回すと、遠巻きにしてチラ見ながらも、確実にこちらの様子を窺っている船員さんたちの姿が。
完全に、顔を真っ赤にして。
「……とりあえず。船室に、入ろうか」
「そうするか」
言いながら、体を起こすヘンリー。
私を、抱き締めたままで。
「……とりあえず。放して」
「……」
「……放さないと、攻撃する」
声を低くして警告したところで、ヘンリーが渋々手を離し。
連れ立って、船室に向かいます。
……今回は、ひとまず!
私の負けみたいだけど!
でも、これで勝負が決まったわけじゃ無いから!
負けないから!!
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ