暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0429話
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んな時間も無いしな」

 一応空間倉庫の中には俺が買った魔法球もあるにはあるのだが、いつあの触手やら大怪獣やら闇の人形やらが襲ってこないとも限らない現状で魔法球の中に籠もるというのはちょっと危なすぎるのでやめておく。魔法球の中で修行を完了して出て来たらフェイト達に捕らえられてましたとかじゃ洒落にもならないし。

「じゃ、じゃあどうやってここを突破するの?」
「何、そこで2つ目の案だ。こっちは特に難しくも何とも無い。単純に力押しであの怪獣を倒してしまうというだけだからな」
「ちょっと、さよちゃんの話を聞いたでしょ!? あんな大きい奴相手にどうするって言うのよ」

 がーっと怒鳴りつけてきた神楽坂に対して、ニヤリとした笑みを浮かべてやる。

「おいおい、神楽坂。俺を誰だと思ってるんだ? 魔法世界の英雄でもある紅き翼のジャック・ラカンを相手に勝利した男だぞ? そんな俺が怪獣如きを相手にどうにか出来ないと本気で思っているのか?」

 ……まぁ、俺の計算通りに行くとしたら成功しても俺の消耗は半端じゃないレベルになるだろうが。
 そんな俺の決意が伝わったのだろう。どこか呆れたように神楽坂は肩を竦めるのだった。

「そう言えばそうね。あんたは大魔王なんだし、怪獣くらいはどうにか出来ない方がおかしいか」
「ふん、今だけはその大魔王という称号を大人しく受け取っておいてやるよ」
「……あんた、実は散々大魔王大魔王言われ続けてきて、ちょっと気に入ってきてるでしょ」
「かもな。さて、怪獣への攻撃に関しては当然俺だけじゃなくて他の奴等にも参加して貰うぞ。参加メンバーは攻撃役として俺、あやか、円、茶々丸、桜咲、龍宮って所か。そして補助として美砂と千鶴だな。千鶴はいざという時は守護領域も期待するが、基本的にはこちらの魔法攻撃の効果を増す青の領域を展開してくれ」
「私は駄目アルか?」
「拙者も以下同文でござる」

 古菲と長瀬の言葉に首を振る。

「今回行われるのはさっきの触手を相手にした時よりも遠距離からの、言わば砲撃戦だ。近接戦闘が主体の古菲に、遠距離用としては巨大手裏剣がメインの長瀬だとちょっと荷が重いだろう。同様の理由で射程距離がそれ程長くない小太郎も今回は外させて貰う」

 自分達でも遠距離戦闘が苦手だというのは理解していたのだろう。それ以上言い募る事も無く黙って引き下がる。
 小太郎も詰まらなそうな表情をしているが自分が無理に付いていっても足を引っ張るだけだと理解しているのだろう、大人しく引き下がる。

「ねぇ、じゃあ相手を石化させる奴は出来ないの?」

 円のその言葉に、俺が出す完全石化光線を知ってる者達の期待の視線が集まるが首を小さく振る。

「確かに効果はあるだろうが、何しろ射程がそれ程長くない為に射程範囲
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