魔法先生ネギま!
0429話
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でまたこちらを襲ってこないとは限らないのだ。そもそもあれを召喚したのはフェイト達完全なる世界の……なるほど。それならそれで手はあるか。
「聞いてくれ、このままここにいると危険だってのはお前達も理解出来るな?」
「けど、フェイトやデュナミスとかいう奴等は逃げたんやろ? なら外にいる奴等もそのうち消えるんやないか?」
俺の言葉に小太郎がそう言ってくるが、その疑問に答えたのは俺ではなく龍宮だった。
「それはちょっと甘いな。奴等が撤退したのは事実かも知れないが、捨て駒や消耗品として召喚された奴等をご丁寧に片付けていってくれると思うか?」
「む、それは確かにそうかもしれへんな」
「まぁ、その辺は龍宮の言う通りだと俺も思う。つまり俺達の安全を確保するにはここから離れないといけない訳なんだが……」
「アクセル君の影のゲートで皆一緒にってのは?」
円の言葉に首を振る。
「あいにく俺の影のゲートは転移可能距離がそこまで広くはない。ここから無理に転移するとしたら、現在オスティア周辺に展開している軍艦とかの中が精一杯だろうな」
「ちょっと! こんなゴタゴタの中でお尋ね者の私達が軍艦の中に現れたら!」
「そう、神楽坂の言う通り混乱が広まるだけだ。つまりは……」
チラリと停泊しているグレートパル様号へと視線を向ける。
「これで脱出するしか無い訳だ。あの触手を操っている怪獣をなんとかしてな」
「でも、敵はすっごく大きいんですけどー」
朝倉の肩の上に腰を掛けながら相坂がそう言う。
グレートパル様号に乗っていた相坂だからこそ、敵がどれくらいの規模か理解しているのだろう。
「そこで俺が提示出来る手段は2つだ。1つ目はこれ」
空間倉庫からフェイトから奪い取ったグランドマスターキーを取り出す。
「あ、それ!」
思わず口にしたのは宮崎だ。
「フェイトから奪って来た物だ。名前はグランドマスターキーと言うらしいな。どうやら完全なる世界の最終兵器や秘密兵器的なアイテムらしいが、これを使えばどうにかなる可能性もある。……ただし、これを手に入れたのはいいんだが使い方がさっぱり分からないのが問題だ。俺達がここに到着した時の感じからしてそれなりに使い方を分かってるようだが?」
「だ、大体の使い方は分かりますが……私が使ったのもあくまでも殆ど成り行きだったのでもう1回使えと言われても難しいです。特にそれを人に教えてすぐに使えるようにするというのは……」
自信なさそうに返事をする宮崎を見ながら、グランドマスターキーを空間倉庫へと収納する。
「だろうな。俺にしても手にいれたばかりで性能も確認していないマジックアイテムを使う気にはなれない。もし使うとしたら十分に使いこなす訓練をしてからだろうが、そ
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