第七話 赤の王と妖精王
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「そりゃあ2部屋ぶち抜いてるからな。ちなみに下2部屋もこの間買ってぶち抜いた。住人が引っ越したらしくてな、大家が持ちかけて来た」
「それ最早ちょっとした一軒家レベルですよ……」
「とりあえず、赤の王を呼ぶか。おーい【スカーレット】!」
「はーい!あ、シルバー・クロウのお兄ちゃんだ!」
「ほう……こいつが赤の王か」
「えーっと、あなたは?」
「そいつは黒の王【ブラック・ロータス】だ」
「へー……この人が…」
「ほう、このちっこいのが赤の王か。目が痛くなるほど赤いな、私のハルユキ君に何か用か?」
「あんたこそ、夜だと何処にいるか分からないくらい黒いじゃねえか。それに、私が用があるのはシルバー・クロウのアビリティの方だ」
「僕の飛行アビリティに?」
「ああ、頼むシルバー・クロウ!私に力を貸してくれ?」
「ほぇ?」
「とりあえず、話してくれや【スカーレット】」
「ああ……」
話を聞くと【スカーレット】のレギオン【プロミネンス】のメンバーの1人が災禍の鎧に飲み込まれたと言うのだ
だが……
「あり得ない!災禍の鎧は2年前に完全に消滅したはずだ!」
「せ、先輩?」
「んー、確かに俺も参加したけど消滅は確認したな。口頭で」
「なっ!では、あのメンバーの中の誰かが嘘を吐いていたと言うのか!」
「その可能性が高いって言ってんの。怪しいのは【黄色】辺りだが…あいつは卑怯な手は使ったり騙したりはするが6王や俺には嘘は吐くことはねえ。それだけは断言出来る」
「では、一体誰が……」
「あくまで勘だが俺はあの場には姿の見えない何者かが居たと考えている」
「どう言う事だ?」
「いや、勘だって言っただろうが。だが、なーんとなくそんな気がするんだよ」
「ふーむ……」
「さて【スカーレット】災禍の鎧に取り憑かれた子は何処にいるのか案内してもらおうか。丁度【シルバー】君もレベル4になったし」
「え?レベル4になったら何かあるんですか?」
「そう、3カウントでこう言ってくれ」
俺は上へ行くための言葉を紙に書き
「じゃあ行くぞ3.2.1…」
「「「「「「アンリミテッド・バースト?」」」」」」
「ふう、やっぱこっちがいいよな」
「全員居るか?」
「なら点呼取るか。シアン・パイル君」
「はい」
「ブラック・ロータスさん」
「うむ」
「オレンジ・アルテミスさん」
「はい」
「スカーレット・レインちゃん」
「何で私だけちゃん付けなんだよ!」
「よし
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