第十三話・先を見る転生者
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初
フラグに心の中で怒りの声をあげるがもう遅い
こうなってしまった以上弁解のチャンスは与えられぬと思って良いだろう。
どうも先程からあの悪趣味な最高神のニヤケ面が頭から離れない
ああ、畜生めが、間違いなくアイツがタイミングやら運命やらを操作してるような気がしてきた
いや、それよりも今どうにかすべきは目の前のアリサちゃんだ
誤解を解けないと決まった訳ではない。
どうにかしなければ、とりあえず声をかけて・・・
「そ、そのアリサちゃん…?」
とそこで気付いた、アリサちゃんが覚悟を決めたような目でこちらを見ている事を
「あ、あのー、アリサちゃん?」
もう一度アリサちゃんに問いかけてみる、
すると消え入りそうな声で答えが返ってきた
「そ、そのあたし、みずなさんだったら…」
これは・・・、
いや、マズい。
先程までとマズいの含む意味こそ変わったが場合によってはもっとマズい。
どうすべきか、男として誤解としても女性にここまで言わせてしまった責任はとるべきなのか
それとも誤解をといてしまうのが懸命か
いや、小学生の女の子に対して責任を取るというのもそれはそれで大問題だが・・・
そんな思考の迷路に俺はとらわれていく
そしておかしな方向に俺の考えがまとまりかけた時
「あれ、二人ともどうしたの?」
我が愛しの妹、なのはが女湯から出てきた。
ああ、もう訳が分からない
どう考えてももうバットエンドに直行する未来しか見えない。
このとき、俺はもうこのフラグから逃げる事を放棄したのだった
その後はお約束というより、多分俺は人生初めてのなのはによるオハナシを受けた
いや普通にお話だったけどね、一時間ちかく延々と説教されるとは思わなかったが・・・
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ