暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
15分
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その言葉に、カナはこくっと頷いた。

「ハッピー!」
「あいさー!」
「エルフマン!俺達も乗り込むぞ!」
「おっしゃーっ!」
「ルー!行くぞ!」
「うん!」
「なら私もっ・・・!」

ティアが5人の後を追おうとするが、それをクロスが止める。

「クロス」
「姉さんはこっちで守りに徹しよう。その傷で戦うなんて無茶だし、これ以上俺を心配させないでくれ」
「・・・仕方ないわね、解ったわ」

不服そうにティアが頷く。
乗り込んでいくナツ達を見送りながら、クロスは溜息まじりに呟いた。

「・・・仕方ない。ドラグニル達に美味しい所はあげるか・・・だが」

キラッと群青色(ラピスラズリ)の目が光る。
右手を開くと、そこから黒く銀色の装飾が施された剣が現れ、クロスはそれを掴む。
その切っ先を、向かってくる幽兵(シェイド)達に向けた。

「俺達は全力で(ギルド)を守り抜く!行くぞお前達!」
「あぁ!」
「うん!」
「おうよ!」
「はい!」

クロスの言葉に、ライアー、サルディア、スバル、ヒルダも戦闘態勢をに入る。

「ロキ!私達も守りを固めるよ!」
「あぁ」

それに並び立つようにカナとロキも戦闘態勢を取る。

「・・・」

一方、ルーシィはその様子を不安げに見ていた。
そんなルーシィの腕をミラが掴み、引っ張る。

「ルーシィ!こっちに来て!隠れ家があるの!戦いが終わるまでそこにいましょ!」
「でも・・・あたしも皆と戦わなきゃ!あたしのせいでこんな事になってるんだ!」

しかし、ルーシィはそれを振り解く。

「違うわよルーシィ。誰もそんな事思ってないの。やられた仲間の為、ギルドの為、そしてあなたを守る為・・・この戦いには、皆誇りを持ってるのよ」

ミラの言葉にルーシィは俯く。

「だから言う事を聞いてね」
「わっ・・・あ・・・」

するとミラは眠りの魔法をルーシィにかける。
それを直でくらったルーシィはすぐに眠ってしまった。

「リーダス!ルーシィを『隠れ家』へ!」
「ウィ!」

リーダスはすぐさま自分の魔法、絵画魔法(ピクトマジック)を駆使し、腹に馬車を描く。
そしてそれを実体化させた。

「お願いね」
「ウィ!」

ミラに言われたリーダスはルーシィを抱え、隠れ家へ向かっていった。

(私は・・・今の私には戦う力はないけど・・・仲間は必ず守ってみせる!)

その意志を胸に、ミラは変身魔法でルーシィに変身した。







「くはー!びくともしねぇ!」
「やっぱり内部から壊さなきゃダメじゃないかな」

一方、ナツはジュピターを破壊しようとしていたが、外側からでは全く壊れない。
拳で殴っているが、ヒビ1つ入
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