暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
15分
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っ飛ばすつもりなのか!」

今更の事に驚くルー、スバル、ライアー、アルカが驚いている間にも、エネルギーは集まっていく。

「っ・・・仕方ないわね!」

すると突然、ティアが皆を押し退けファントムのギルドに向かって走り出した。
そして相手を睨みつける。

「ティア!」
「何するつもりだ、お前!」

ルーとアルカが叫び問いかけると、ティアは躊躇いなく叫んだ。

「ジュピターを防ぐに決まってるでしょ!」

その言葉に全員が驚愕した。

「な、何言ってるんだ姉さん!姉さんの魔法は攻撃重視で、防御は苦手ジャンルだろ!普通の魔法防ぐのもやっとなのに、ジュピターを防ぐなんて無茶だ!」
「それくらい自分が1番よく解ってるわ!だから・・・」

クロスが叫び、ティアは指を鳴らす。
背後にジュピターの砲台の穴と同じくらいの大きさの魔法陣が展開した。

大海怒号(アクエリアスレイヴ)で消滅させる!」

また全員が驚愕した。

「バカを言うな!確かにお前の魔法は攻撃する事を得意としているが、あくまで対人用!威力の差は火を見るよりも明らかだろ!」
「そうだとしても、意地でも防いでみせる!」

ライアーの制止も振り切り、ティアは魔法陣を徐々に大きくさせる。
大きくなる度に心地よい鐘の音が響き、最終的にはギルドと同じくらいか少し小さい魔法陣が展開した。

「全力全開手加減無用!」

魔法陣が大きな鐘の音を鳴らす。
そしてそれとほぼ同時に・・・ジュピターが発射された。



大海(アクエリアス)ゥゥウ・・・怒号(レイヴ)ゥゥウァァアッ!」



魔法陣から凄まじい勢いの水が発射され、激突する。

「ウラァァァァァァァアアアアアアッ!」

いつもの口調とは思えないほど荒々しい声で叫び、更に魔力を込める。
魔法陣から「もう最大威力です」とでも言うように、鐘の音が連続で鳴り響く。









ティアの魔法を、思いを、叫びを打ち砕くように・・・水はジュピターに飲み込まれた。








「!そんな事が・・・!」

最大級の魔法がいとも簡単に呑み込まれた事に、さすがのティアも驚きを隠せない。

「「「「ティア!」」」」
「ティアちゃん!」
「姉さん!」

ナツとルーとアルカとライアー、サルディア、クロスの叫びが響く。

「下がれティア!」
「っエルザ!?アンタ、一体何を・・・!?」

すると、エルザがバスタオル1枚の姿から鎧に換装する。

「ギルドも仲間もやらせん!」

そう叫んだエルザは、重厚な鎧を身に纏っていた。

「金剛の鎧だと!?」
「スカーレット!まさか受け止めるつもりか!?」
「いくら超防御力を誇る
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