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っ飛ばすつもりなのか!」
今更の事に驚くルー、スバル、ライアー、アルカが驚いている間にも、エネルギーは集まっていく。
「っ・・・仕方ないわね!」
すると突然、ティアが皆を押し退けファントムのギルドに向かって走り出した。
そして相手を睨みつける。
「ティア!」
「何するつもりだ、お前!」
ルーとアルカが叫び問いかけると、ティアは躊躇いなく叫んだ。
「ジュピターを防ぐに決まってるでしょ!」
その言葉に全員が驚愕した。
「な、何言ってるんだ姉さん!姉さんの魔法は攻撃重視で、防御は苦手ジャンルだろ!普通の魔法防ぐのもやっとなのに、ジュピターを防ぐなんて無茶だ!」
「それくらい自分が1番よく解ってるわ!だから・・・」
クロスが叫び、ティアは指を鳴らす。
背後にジュピターの砲台の穴と同じくらいの大きさの魔法陣が展開した。
「大海怒号で消滅させる!」
また全員が驚愕した。
「バカを言うな!確かにお前の魔法は攻撃する事を得意としているが、あくまで対人用!威力の差は火を見るよりも明らかだろ!」
「そうだとしても、意地でも防いでみせる!」
ライアーの制止も振り切り、ティアは魔法陣を徐々に大きくさせる。
大きくなる度に心地よい鐘の音が響き、最終的にはギルドと同じくらいか少し小さい魔法陣が展開した。
「全力全開手加減無用!」
魔法陣が大きな鐘の音を鳴らす。
そしてそれとほぼ同時に・・・ジュピターが発射された。
「大海ゥゥウ・・・怒号ゥゥウァァアッ!」
魔法陣から凄まじい勢いの水が発射され、激突する。
「ウラァァァァァァァアアアアアアッ!」
いつもの口調とは思えないほど荒々しい声で叫び、更に魔力を込める。
魔法陣から「もう最大威力です」とでも言うように、鐘の音が連続で鳴り響く。
ティアの魔法を、思いを、叫びを打ち砕くように・・・水はジュピターに飲み込まれた。
「!そんな事が・・・!」
最大級の魔法がいとも簡単に呑み込まれた事に、さすがのティアも驚きを隠せない。
「「「「ティア!」」」」
「ティアちゃん!」
「姉さん!」
ナツとルーとアルカとライアー、サルディア、クロスの叫びが響く。
「下がれティア!」
「っエルザ!?アンタ、一体何を・・・!?」
すると、エルザがバスタオル1枚の姿から鎧に換装する。
「ギルドも仲間もやらせん!」
そう叫んだエルザは、重厚な鎧を身に纏っていた。
「金剛の鎧だと!?」
「スカーレット!まさか受け止めるつもりか!?」
「いくら超防御力を誇る
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