魔法先生ネギま!
0428話
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どこからともなく取り出した狙撃銃を手にしながら苦笑を浮かべる龍宮だった。
「さて、フラグや云々はともかく……来るぞ。それぞれ準備はいいな?」
グレートパル様号が速度を殆ど殺さずに……否、殺せずに突っ込んでくるのを目にしながら混沌精霊としての力を使い、影へと干渉していく。そして作り出されたのは高密度に圧縮された影精をこれでもばかとばかりに練り込んだ影槍を組み合わせた物。イメージとしてはSEED世界でムウと一緒にアラスカから脱出した時にアークエンジェルへと突っ込んでいったスカイグラスパーを受け止めてくれたネットバリアーだ。あの様子をイメージしながらひたすらに影精を練り込み、圧縮していく。
どちらかと言えば炎の魔法を得意とし、操影術はサブとしてきた俺だが混沌精霊になった今ならそのくらいは出来る筈だ。
そして……グレートパル様号が貨物搬入口から突入してくる!
飛行魚の先端が見えた瞬間、影で作ったネットバリアーを展開してその突っ込んで来た飛行魚を受け止め、同時に念動力を最大出力で展開。少しでもその速度を緩める。早乙女の方でもこの事態を予想していたのか、機体を横にして可能な限り速度や衝撃を殺していた。
「ぐっ、がぁぁぁっ!」
出せる限りの最大出力で念動力を発動し続けたのは実際には数秒程度だが、少なくても俺には数分近くにも感じられた。そしてそのおかげもあってグレートパル様号は特に損傷を受ける事もないままにその物資搬入口への入港を完了したのだった。
また、視界の端ではあやかが氷の魔法を使って触手の先端を凍らせ、そこに龍宮が狙撃銃を撃ち込んで粉々に砕き、あるいは小太郎の狗神が触手を食い千切り、円から途切れる事無く放たれる火球が触手を燃やしてこちらへと向かっていた触手はどうにか撃退する事に成功するのだった。
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