魔法先生ネギま!
0428話
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辿り着けたのだった。
「大丈夫です。私の考えが正しければきっと……いえ、必ず消えてしまった人達を元に戻す方法があります! この世界のグレートグランドマスターキーを手に入れる事が出来れば!」
集合場所である貨物搬入口へと到着した俺達を出迎えたのは、宮崎の決意に満ちたそんな叫びだった。
その場にいるのは俺の従者でもあるあやか、千鶴、円、美砂。そしてそれ以外の俺達の関係者も殆どが揃っている。記憶を失っているという綾瀬もまたこちらに合流しているが、ナギの大ファンだった褐色の少女の姿は無く、そのお付きだったらしい少女と猫系の獣人だけだ。
宮崎のその言葉に聞き入っていて静まり返っていた場所へと突然俺達が現れたのが悪かったのだろう。巨大な手裏剣と大太刀を構えた長瀬と桜咲が反射的に切っ先をこちらへと向けてくる。
幸いなのは円やあやかといった攻撃力の高いアーティファクトを持っている2人が過剰反応をしなかったという事か。
「おわっ、何だよお前等!?」
その過剰とも言える反応に長谷川が叫び、現れたのが俺達だと知った2人もその武器を収める。
「やけに剣呑だが……何かあったのか?」
「ああ。俺達が所属していた拳闘士団のメンバーが何人か完全なる世界の奴等に消されたんや。それとトレジャーハンターの2人も同様らしいわ」
泣いている夏美を抱きしめている千鶴を見ながら小太郎がそう告げ、だがその消えたという表現に疑問が残る。
「おい、それは……例えば身体が霞のように消えていったとかそういうのか?」
「ちゃうらしいわ。なんつーか、まるで漫画とかのビームを食らったみたいに穴を開けられたらしいで」
となると、ラカンが消えていったのとは違うのか?
「アクセル君、ご無事でしたのね。良かったですわ。……ネギ先生はどうなされましたの?」
あやか、円、美砂の3人がこちらへと近寄ってくるのを見ながらネギを床へと下ろす。
「まぁ、色々あってな。それよりも早乙女はまだ来ないのか?」
「ええ、どうやら外で激しくやり合ってるらしくて。念話を使おうにも妨害されてて繋がっても途切れ途切れな状態のようです」
「なら取りあえずは戦闘能力が無い奴は長瀬のアーティファクトである天狗之隠蓑に……ん? おい、ちょっと待て」
「なんですの?」
微かに聞こえてきたその音。それはここ数日で聞き覚えのある音だ。即ち……
「どうやら心配はいらなかったようだな。お出迎えだ」
「え!? じゃあ早乙女さんが?」
「ああ。搬入口をから離れろ! 早乙女が来たぞ!」
俺の声が周囲へと響き、搬入口付近にいた面子が急いでこちらへと走ってくる。そして……
「ちょっ! 早乙女の奴速度を落とさないでそのまま突っ込んでくるわよ
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