暁～小説投稿ｻｲﾄ～:久遠の神話第五十五話　刃の使い方その七

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久遠の神話

第五十五話　刃の使い方その七
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彼だった。
「全くな」
「ではこの状況でもですか」
「俺は勝つ」
　絶対にだというのだ。
「俺にも剣があるからな」
「一体どうするつもりですか、それでは」
「こうする」
　こう言ってだった、そのうえで。
　加藤は動けない中で持っている剣にだけ力を込めた、すると。

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