第十七話「編入生」
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すがね」
「……ふん」
高級ソファーに背中を預けた俺は異空間にある【倉庫】からワインを取り出した。
手刀で飲み口をスパンッと切り飛ばし豪快にラッパ飲みする。
「おいおい、仮にも学生が学園長の前で堂々と飲酒するかね」
「このくらい目を潰れ、年長者なんだから。飲まずにはいられないってやつだ」
ぷはぁとワインを一気飲みした俺は手の甲で口元を拭うと、空瓶から手を離した。
重力に従い落下した瓶は床へと向かい、俺の影の中へ消えていった。
「話を聞こうか?」
今の俺は相当悪い顔をしているに違いない。
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