暁 〜小説投稿サイト〜
京に舞う鬼
第十一章
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
な」
 警部は二人の言葉を聞いて納得した。彼等の以前の仕事を知っていたからだ。
「済まない。詰まらないことを言ったな」
「いえ、お気遣いなく」
「それでは入りますか」
「うむ」
 二人は警部に案内あれる形でその地下室に入った。そこは解剖室であった。
「もう解剖は今日は終わっていてな」
「はい」
 二人は警部の説明に応えた。
「とりあえずおおよそのことがわかっただけだ」
「紐のことと血のこと、そして内臓のことですか」
「そう、大体そんなところだ」
 暗い部屋の周りには様々な医療器具や機械が置かれている。三人はそれに気を着けながら中央にあるベッドを囲んだ。
 そのベッドには白いシーツがかけられていた。警部はそのシーツに手をかけた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ