第一章 護れなかった少年
第十五話 第一層ボス戦 後編
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ようだ。
......さて、じゃあ、行きますかね!
「キリト、壁役お願い!」
「任せろっ!」
「アスナさんとネオンは僕と一緒に攻撃を!」
「了解!!」
と、その瞬間に、もう一度辻風をやるつもりか、コボルトロードが左腰に剣を持って行く。
それに対してキリトが、片手用直剣基本スキルである《スラント》を発動させる。
見たところ、僕も数回やった、自分の体を動かすことで威力などをブーストするあの技術も使っている。
そして、キリトのスラントと、コボルトロードの辻風が衝突する。
そして互いを相殺し、互いに少しノックバックする。
が、その間に
「セァッ!!」
コボルトロードの左脇腹に《リーパー》をあてる。勿論ブースト付きで。
そして、正面からアスナさんが《リニアー》を当てている。
見えないがおそらく反対側の右脇腹にもネオンが攻撃を与えているのだろう。
ついでとばかりに一、二度通常攻撃を加え、バックステップで距離をとる。
そしてHP確認、するが......全然減っておりませんなぁ......一割でも減ってればよッしゃ!ってなるんだけど、その半分くらいより少し少なめかな?
......う〜んちょっと面倒かな?
「次、来るぞ!!」
「OK!!」
キリトの言葉に答えて考えを止める。
別に一割の半分しか減ってなかろうと、二十回攻撃すればいいだけの話だ!
それにキリトだって絶対にイケる!
勝たなきゃならないだ!!
―☆―☆―☆―
「ハッ!!」
少しノックバックして隙だらけになったボスの右脇腹に向かって、曲刀単発スキル《キャッセ・フラッペ》を放つ。
これで、繰り返して15回目。
......大体ボスの最後の一本が1/2になったところ。
キャッセ・フラッペの硬直時間が終わり、バックステップで後ろに下がる。
と、コボルトロードの野太刀が赤いライトエフェクトを纏う。そのまま野太刀が上段に移動していく。
それに合わせキリトもスキルを発動させる。
......あれは垂直切りの《バーチカル》かな?
そしていつでも飛び出せるよう、多少前のめりのような感じで待機。
と、その瞬間、
「しまっ!!」
コボルトロードの野太刀が一気に半円を描いて動き、真下に回った。
あれは《幻月》か!
そしてキリトは急いでキャンセルしようと、右手の剣を引き戻そうとしている。
が、一瞬ガクンッ、となり、そしてキリトの動きが止まる。
「キリト!!」
助けに行こうとするが、前のめりになっていたため、すぐには動けず、数瞬のラグが発生してしまう。
そしてそのラグの間に、
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