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銀河転生伝説 〜新たなる星々〜
第16話 第二次アルフォルト星域会戦
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「よし、敵は動揺しているぞ。全軍、敵を総攻撃だ!」

連合軍は総攻撃を掛ける。

「巡航艦ハートブルム轟沈」

「戦艦モンステント、出力70%に低下」

「戦艦ヤートグルフ撃沈、ハルミット提督戦死」

オットー艦隊の旗艦パンター・ティーゲルの艦橋には、味方の損害が引っ切り無しに入ってくる。

「ガーシュイン艦隊旗艦、ノーチラスが大破しました!」

この報に艦橋の全員が凍りつく。
もしガーシュイン上級大将が戦死していれば、ガーシュイン艦隊の崩壊は避けられず連鎖的に全軍が壊滅してしまう。

「戦艦トロイツェルより入電。ノーチラス航行不能のため、旗艦を戦艦トロイツェルに変更。移乗したガーシュイン上級大将が引き続き指揮を執られるとのことです」

「そうか、最悪は免れたな」

不幸中の幸いで、ガーシュイン上級大将の無事が確認された。
これで、劣勢ながらもガーシュイン艦隊はまだ統一した艦隊行動を行える。

しかしホッとしたのも束の間、またもや凶報が舞い込んでくる。

「戦艦マッケンゼン被弾!」

今度はゴシェット艦隊旗艦のマッケンゼンである。

「ゴシェット上級大将の安否は?」

「重傷を負われた模様。現在、副司令官のマイホーファー大将が指揮を執っています」

「ゴシェットが重傷か……これは耐え切れんかもしれんな」

現在、銀河帝国軍は窮地にあった。
味方の艦艇は次々と破壊され、艦隊司令官の重傷と艦隊旗艦の撃沈により士気は地に落ちている。

それに中級指揮官もかなりの数が戦死した。
これでは反撃など夢のまた夢だ。

「ん? これは……味方だ、味方の援軍です!」

18時49分。
ジャラール艦隊を追い払ったマリナ、カルナップの両艦隊が援軍に駆けつけた。

「撤退の好機だ。敵陣を強行突破し、そのままロアキアへ撤退する!」

銀河帝国軍は力を振り絞って最後の攻勢に出る。

「敵軍、大攻勢に出てきます」

「無理に食い止めようとするな。適度に道を空けて逃がしてやれ」

「よろしいのですか?」

「ああ、立ち塞がってもどうせ撃ち破られるだろうからな。損害は少ない方がいい」


こうして、第二次アルフォルト星域会戦は終了した。

ロアキア・ティオジア連合軍の損失艦艇22000隻。
銀河帝国軍の損失艦艇32000隻。

双方合わせて54000隻もの艦が失われるという大激戦であった。





==今日のアドルフ==

「怖い夢を見たんだ……いつの間にか触手になってて、仕方無いから目の前にいる女でも犯そうと思ったら、いきなり猛烈な炎で燃やされる夢だった」

「陛下、その夢は女性に対するセクハラです。ですので、今後そのような夢を見るこ
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