奮闘記
第三次忍界大戦
1話 僕の軌跡と第三次忍界大戦
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僕は1日でも早く血継限界を発動する為、未だ幼い手のひらを握り締め特訓に向かいます。
日々頬のこけていく大人と細く針金のような腕の僕の弟、妹達、そんな日々が続き、とうとう餓死者が出てきそうな時、九十九の血継限界がやっと発現しました。
そして童具・グルメテーブルかけを使い、寺院の人たちの飢えを満たす事ができました。
嬉しそうに食器を持つ僕の家族たちを見て、
僕の"力"で救えた。
その事実が僕にはとても嬉しく、同時に誇らしかった僕は自分の"力"を持つ手を握り締め実感します。
・・・これでお金を稼げる、僕は、自分の手を強く、強く握り締めた・・・その日から僕は忍になった。
当時12歳の時に勃発した第三次忍界大戦に参加し目標の金額を寺院にも残す事ができました、。。。
只、代償として僕の心に大きな傷跡を残して。
◆◇◆
各国の国境付近で長引く戦いが次第に戦火を広げていき、第三次忍界大戦へと発展し、現在未曾有の消耗戦となっていた。
此処は五大国の1つに数えられる「火の国」と呼ばれる国に存在する忍びの隠れ里。 木ノ葉隠れの里。
<木ノ葉隠れの里 第3演習場>
そこに、腰まで伸びたを後ろに一つに結んだ少年が、その切れ長の瞳を細めながら今回の任務を共にする忍達を待っていた。
その少年の名前は、九十九 秋人、齢14歳で特別上忍に昇進した少年だ。
少年、九十九はこの演習所にある3つの丸太の一つに腰掛けていた。
「ふぅ、少し早かったかな・・・。」
九十九は腕時計を確認しながら苦笑いを浮かべていた。
腕時計は、集合時間の40分前を示していた。
九十九は腕時計から目を離すと、ふぅ、と一つため息をついた。
すると、穏やかな日差しに照らされた、演習所に柔らかく九十九の頬をなぞった。
風を感じ、ゆっくりと目を閉じた九十九は、その艶やかな黒髪に白雪のように白い肌がまるで一つの絵画のようだった。
「・・・・・、出てきなさい。」
風が止んだ時九十九は、先程から感じる視線の主に向かい声をかける。
「っ!あ、あの、ごめんなさい!!」
視線の主は、隠れていた木の陰から飛び出してくるなり、がばっ、と勢いよく頭を下げた。
九十九は、いきなり頭を、ぺこぺこ、と何度も下げる少女に苦笑を浮かべる。
「いや、大丈夫だよ。別に気にしてないから。」
「うぅ・・。ごめ・・なさい。」
ついには涙を浮かべ出す少女に、少し慌てながらも九十九は、少しクセのついた髪を何度も下げる少女の報告書を思い出す。
【報告書】
夕日紅(13歳):幻術に極めて高い才能を発揮、冷静な戦術眼を持ち、今年度中忍に昇格。
「(
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