暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0426話
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乙女から途切れ途切れだが連絡があった」
「途切れ途切れ?」
「恐らく誰かが念話を妨害してるんだと思うが……」
「まず間違い無く人形共の操り手だろうな」
「人形?」
「その話は後だ。……ちっ、距離が離れすぎているな。一旦あっちと合流した方がいいな。影のゲートを使うか?」

 そう呟いた瞬間、見覚えのある姿が円達の後方から姿を現す。それはナギ・スプリングフィールド杯の賭けで一番世話になった人物。トレジャーハンターのクレイグとアイシャの2人だった。
 同時に、通路の割れ目を埋めるかのように上空から巨大な触手が降り注いでくる。
 これは……オスティア駐留艦隊を雲の中に引っ張り込んだあの触手か!?

「聞こえているか、坊主達。嬢ちゃん達は俺が合流地点まで届けてやるから一旦ここで別れるぞ!」
「おいっ、どうするんだよアクセル。それでいいのか? このままここで別れたら戦力も分散されるぞ!」
「だが、それがベストなのも事実だ。あの触手が暴れてる中であっちの奴等と合流するのには俺の影のゲートを使うしか無いがそれを使うにも時間が……なっ!」

 壊された天井の一部がこちらへと落下してくるのを影槍を放って弾き飛ばす。

「見ての通り、影のゲートを使ってる間お前達を守りきれる確証がない」

 一瞬だけネギの方へと視線を向ける。
 もしネギが通常の状態なら影のゲートで合流するというのもありだったんだろうが……今はそのネギを守る為に古菲もそっちに手をさかざるを得ない。

「円! 聞こえているな!」
「うん!」
「行け! 待ち合わせ場所の地下物資搬入口で合流する!」
「……分かった! 絶対来てよね!」

 その声を最後に、円達が走り去る音が聞こえてくる。

「さて、後は俺達も合流場所に向かえばいいんだが……」
「この瓦礫の中、どうするアルか?」

 古菲の言葉に周囲を見回す。先程の触手の一撃で既にこの通路は崩壊寸前だが、幸いその肝心の触手はあれ以来こっちに降りかかってきてはいない。……その代わりその崩壊寸前の通路のせいで瓦礫が降り注いでるんだが……

「なっ!」

 長谷川の頭部目掛けて落ちてきた一抱え程もある天井の一部へと混沌精霊としての力で炎を作りだし瞬時に消滅させる。

「ネギ、戦闘するのは無理だろうが移動は可能か?」
「は、はい。古菲さんに支えて貰えればなんとか……」
「……そうか」

 駄目だ、このまま移動するにしても明確にネギが足を引っ張ってしまう。となると、ベストなのは一旦安全な場所に移動してから影のゲートを使う事なのだが。

「ちっ、しょうがない。幸い周囲には俺達だけだしな。……スライムッ!」

 俺のその声と共に、空間倉庫が展開。スライムの触手が伸びてくる。

「うわっ、何だ
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