魔法先生ネギま!
0426話
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っちにもこの闇の人形共が姿を現しているだろう。そんな風に考えていると神楽坂が口を開く。
「アクセル、パーティ会場の方には私が行くわ」
「お前1人だとちょっとな……」
ネギの救出に関してはぶっちゃけ俺がいれば影のゲートで回収出来るから戦力と言うよりは何かあった時に機動力のある奴が欲しい。できれば長瀬辺りがいいんだが、長瀬のアーティファクトは大勢を守るというのに向いているから俺と一緒に来させるというのは悪手だろう。そうなると統率力に優れているあやかも同様。桜咲は近衛の側を離れるなんて真似はしないだろうし、千鶴の虹色領域の腕輪、美砂のセイレーンの瞳もまた大勢を守ったり、補助として有用だから却下。となると……
「円、俺と一緒にネギの救出だ。それ以外は全員纏めてパーティ会場の方に回ってくれ」
「え? 私!?」
「ああ。円のアーティファクトである純炎の涙があれば空も移動出来るから、いざという時に機動力や火力にも問題は無い」
「……分かった」
円が頷き、俺へと近づき影のゲートへとその身を沈めていく。
「いいな、こんな所で死ぬなよ。全員で現実世界に戻るというのを最優先に考えろ」
そう言葉を残して。
影のゲートを使って先程の場所を離れてから数分。取りあえず距離を取って影のゲートから出てネギ達の姿をようやく発見した時、そこにあったのは崩れ落ちる通路にぶら下がっている朝倉と、それを何とか引っ張り上げようとしている宮崎の姿だった。通路の反対側では何らかのダメージを受けて碌に身動きが出来ない状態になっているネギに、そのネギを支えてる古菲と小太郎や長谷川の姿が。
そして小太郎が古菲にネギを預けて跳躍しようとしている所だった。
「円、小太郎と一緒に朝倉を!」
「分かったわ!」
俺の声に円は純炎の涙を使い、空中を移動して小太郎と宮崎が引っ張り上げようとしている朝倉の身体を抱え込む。
「クギミー!?」
「こんな時までクギミー言うな! このまま落とすわよ!?」
「あ、ごめんごめん。嘘。クギミー言わないから落とさないで」
「ったく、あっちはあっちで大変だったって言うのに……」
「釘宮のねーちゃん、助かったで」
「ありがとうございます」
小太郎と宮崎がそう礼を言ってる横で、俺はネギ達の側へと降り立っていた。
「ア、アクセル君……」
動きの取れないそのネギのその様子に、ふと覚えのある感覚があった。それは即ち……
「闇の魔法を暴走させたな?」
その言葉にビクンッと身を震わせるネギ。図星か。
「まぁ、その件についてはともかく状況は理解しているか?」
その問いに答えたのは、ネギではなくパクティオーカードを手にしている長谷川だった。
「ああ。早
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