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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第21話「クラス対抗戦」
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今日はクラス対抗戦の日です。

既に全校生徒のほぼ全員が観客席に付いており、その他の一部生徒や私たち生徒会は整備室や放送室、管制室といったそれぞれの持ち場に付きクラス対抗戦を影からサポート及び記録をしています。
勿論、教員の方々も担当の部門の指揮や来賓された各国の方々の護衛などに着かれています。

楯無
「いや〜、ようやく対抗戦の日が来たわね〜」

「そうですね。この日まで色々とありましたからね…」

ええ、本当にイロイロと……
特に生徒会の仕事をバックれてどこかに行かれたダレかさんのせいで、その負担が全て私に周ってきたんですけどね。

どうしてくれましょうかこの怨み…。


楯無
「ア、アハハハ…、ほら虚ちゃん。試合が始まるみたいよ!!」


バ会長――お嬢様の言うとおり、アリーナに選手が入場し、なにやら個人間秘匿通信(プライベート・チャンネル)で会話をしています。
宣戦布告か何かでしょうか?

楯無
「…なんだか貶された気がするわ」

「さぁ? 気のせいじゃないですか」


[3・2・1…ビィー!!!]

一夏
『うぉぉおおおおお!!!!』
鈴音
『はぁぁあああああ!!!!』

試合開始のブザーが鳴り1学年の一回戦―――織斑君と凰さんの試合が始まりました。

先手必勝とばかりに猛スピードで凰さんへと切りかかる織斑君。
しかし、そこは代表候補生。取りだした青龍刀であっさりと撃退されました。


凰さんの操る専用機“甲龍(シェンロン)”はパワータイプで格闘と射撃を両立し、燃費と安定性を第一に設計された第三世代型IS。
一方、織斑君の専用機“白式(びゃくしき)”はスピードの高い近接格闘タイプで、一撃必殺の能力を持ちますがS.Eの燃費がかなり悪い機体。
戦闘経験も操縦時間少なく、刀以外の武装を一切持たない織斑君が勝つには近接格闘に持ち込んでの短期決戦が一番と仲間内で決めたようですね。


楯無
「それにしても、今年も優秀そうな子が入学したわね」

「そうですね」

大体の生徒は入学当初に担任の先生から「クラス代表とは委員会議の出席や対抗戦などの代表として出場する」といった説明を受け、「面倒な役割だ」「対抗戦も学校行事の1つで、代表に任せればいい」と思っています。

ですが、クラス対抗戦はただ単にクラス代表が戦えばいいというのではありません。
これはクラス代表という“個人の技量”を診るのではなく、“クラスの団結力”を診る一種の隠されたテストなのです。

実はこの一ヶ月の間、教員や一部の生徒によって各クラスの動きはそれとなく観察されていました。

1組は主に専用機を持つオルコットさんと諸事情で訓練機を借りやすくなっている篠之乃さんがIS
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