暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第148話 Venus
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


ル「どうしたの?急に出て来て?」

バ「事情は後程説明致します。とりあえず、私について来て下さい。」

そう言うと、バルゴは得意の穴掘りで地面に潜って行っちゃった。ちょうど私も通れるくらいの穴だ。

ル「ちょっとバルゴォ〜!置いて行かないでぇ〜!」

私も穴を潜ってバルゴの後を必死に追いかけた。

****************************************************************************************

ル「ぷはぁっ!やっと着いたぁ〜。」

相変わらず、バルゴは穴掘りが得意なんだから。

バ「お仕置きですか?」

ル「褒めてるのよっ!」

バ「そうですか。ではまず、あちらを・・・」

ル「あちらって・・・」

バルゴの視線の方に、私も視線を移すと、

ル「!リョ、リョウッ!?」

地面に血だらけでリョウが倒れていた。私は急いで駆けつけて、リョウの肩を揺さぶる。

ル「ちょっとリョウ!どうしたのよいったいっ!?ちょっと!しっかりしなさいよっ!」

リョ「・・・・ん・・・?ルー・・シィ・・・?」

リョウが茶色い瞳を薄っすらと開ける。よかったぁ〜。安心したのも束の間。リョウは左横腹から大量に血を流していて、呼吸するのも苦しそう・・・

ル「バルゴ、包帯とか持ってる?」

バ「はい。すでに準備は整っています。」

いつの間にか私の横に、大量に積まれた包帯と、大量の湿布や絆創膏に、傷薬が置いてあった。流石バルゴ。準備が早いわね。

バ「お仕置きですか?」

ル「だから褒めてんのよっ!」

バルゴに突っ込みながらも、リョウの左横腹に傷薬を塗っていく。

リョ「・・ぅ・・・ぅぁ・・・!」

ル「ちょっと沁みるけど、我慢して。」

傷薬を塗った後は、少し乾かして、その上から包帯を巻いていく。

リョ「ル、ルー・・シィ・・・はぁー、はぁー・・ブ、『ブラックテンプラネット』は・・・?はぁー、はぁー・・・」

リョウが辛そうに呼吸をしながら聞いてくる。

ル「大丈夫。ここに来る前に、金星を支配しようとしていた『ブラックテンプラネット』を止めたわ。」

私が答えると、

リョ「はぁー・・はぁー、そ、そうか・・・はぁー、はぁー・・はぁー・・・・」

嬉しそうに薄っすら笑みを浮かべる。そういえば、以前リョウから「お父さんが宇宙が好きだった」って聞いた覚えが・・・すると、

リョ「はぁー、はぁー・・き、金星・・・か。はぁー・・はぁー、『愛と美の惑星』・・・はぁー、はぁー、ル、ルー・・シィに・・・はぁー、ぴったり、だ・・・」

ル「えっ?」

金星が、私にぴったり?どう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ