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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第148話 Venus
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ないでっ!」

私は胸に手を当てて言う。それを聞いたロキ(レオ)とアリエスが嬉しそうに小さく微笑んだ。

ヴィ「あら。ゴメンナサイ。」

ヴィーナスはウィンクをする。全然反省してないわね・・・

ル「星霊は私にとって『物』じゃないの。『友達』なのっ!!」

ヴィ「あなたはとっても綺麗な心の持ち主ね。でも、その綺麗な心のせいで、儚い命だとゆう事を後悔しないでねっ!はぁぁぁぁぁっ!」

ヴィーナスは2本の鞭を同時に振りかざして私に襲い掛かってくる。

ア「ウールボムッ!」

アリエスのふわふわの毛(?)で防ぐ。

ア「所有者(オーナー)は、ルーシィさんは!私達星霊の事を大切に思ってくれる。」

ロ「その思いが、どんなに哀れで儚くても、僕達星霊の力になるんだ。」

アリエス・・・ロキ(レオ)・・・私はアリエスに支えてもらいながらゆっくり立ち上がると、

ル「ヴィーナス、あなたにとって金星は何?」

ヴィ「簡単な質問ね。私の役割よ。金星を支配する事が、私の役」

ル「違うっ!そんなの間違ってるっ!」

ヴィ「!?」

ヴィーナスが光が射し込んでいないピンク色の瞳を見開く。

ル「あなたにとって金星は、『守るべきもの』なの。あなたがいるから、今まで金星は、輝いていられたのよ。あなたが、『闇』に染まったら、金星は、輝きを失っちゃう。宇宙は、輝いていけないのよ・・・」

ヴィ「!?」

私はヴィーナスにそっと傷だらけの手を差し出す。

ル「ほら・・・手を伸ばせば、こんなに近くに、『光』があるのよ・・・・」

ヴィ「!」

ヴィーナスのピンク色の瞳には、すでに光が射し込んでいた。すると、ヴィーナスの体が金色に光りだした。ヴィーナスは、光の射し込んだピンク色の瞳で私に微笑んだ。最後にヴィーナスは私が差し出した傷だらけの手を握ると消えてしまった―――――

****************************************************************************************

ル「・・・あ、あれ?」

いつの間にか私はコロールの森に戻って来ていた。ロキ(レオ)とアリエスも、星霊界に帰って行ったみたい。すると、目の前に『ブラックテンプラネット』・・・いや、白く光り輝く『ホワイトテンプラネット』が宙を漂っていた。『ホワイトテンプラネット』は、空高く舞い上がると、見えなくなっちゃった。私は満天の星空を見上げる。

ル「きっと、金星は救われたわよね。」

その時、

バ「姫。」

ル「キャアッ!バ、バルゴォッ!?てか、どんなところから出て来てんのよぉっ!」

バルゴが自分自身の魔力で私の足元から出て来た
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