第148話 Venus
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ないでっ!」
私は胸に手を当てて言う。それを聞いたロキとアリエスが嬉しそうに小さく微笑んだ。
ヴィ「あら。ゴメンナサイ。」
ヴィーナスはウィンクをする。全然反省してないわね・・・
ル「星霊は私にとって『物』じゃないの。『友達』なのっ!!」
ヴィ「あなたはとっても綺麗な心の持ち主ね。でも、その綺麗な心のせいで、儚い命だとゆう事を後悔しないでねっ!はぁぁぁぁぁっ!」
ヴィーナスは2本の鞭を同時に振りかざして私に襲い掛かってくる。
ア「ウールボムッ!」
アリエスのふわふわの毛(?)で防ぐ。
ア「所有者は、ルーシィさんは!私達星霊の事を大切に思ってくれる。」
ロ「その思いが、どんなに哀れで儚くても、僕達星霊の力になるんだ。」
アリエス・・・ロキ・・・私はアリエスに支えてもらいながらゆっくり立ち上がると、
ル「ヴィーナス、あなたにとって金星は何?」
ヴィ「簡単な質問ね。私の役割よ。金星を支配する事が、私の役」
ル「違うっ!そんなの間違ってるっ!」
ヴィ「!?」
ヴィーナスが光が射し込んでいないピンク色の瞳を見開く。
ル「あなたにとって金星は、『守るべきもの』なの。あなたがいるから、今まで金星は、輝いていられたのよ。あなたが、『闇』に染まったら、金星は、輝きを失っちゃう。宇宙は、輝いていけないのよ・・・」
ヴィ「!?」
私はヴィーナスにそっと傷だらけの手を差し出す。
ル「ほら・・・手を伸ばせば、こんなに近くに、『光』があるのよ・・・・」
ヴィ「!」
ヴィーナスのピンク色の瞳には、すでに光が射し込んでいた。すると、ヴィーナスの体が金色に光りだした。ヴィーナスは、光の射し込んだピンク色の瞳で私に微笑んだ。最後にヴィーナスは私が差し出した傷だらけの手を握ると消えてしまった―――――
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ル「・・・あ、あれ?」
いつの間にか私はコロールの森に戻って来ていた。ロキとアリエスも、星霊界に帰って行ったみたい。すると、目の前に『ブラックテンプラネット』・・・いや、白く光り輝く『ホワイトテンプラネット』が宙を漂っていた。『ホワイトテンプラネット』は、空高く舞い上がると、見えなくなっちゃった。私は満天の星空を見上げる。
ル「きっと、金星は救われたわよね。」
その時、
バ「姫。」
ル「キャアッ!バ、バルゴォッ!?てか、どんなところから出て来てんのよぉっ!」
バルゴが自分自身の魔力で私の足元から出て来た
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