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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第13話
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た。まぁ、もう海開きしてるところもあるけど、それは知らない。
水着の男女比が2:8と、やはり女性待遇社会を感じさせる構成だ。仕事の関係もISがかなり中心になりつつあるから仕方のないことなのだろう。
「で、水着買うにしても俺は何してればいいの?」
大方、荷物持ちとかそんな感じだろうけど。
「折角だから、俊吾に水着選んで欲しいな」
「俺に頼んでいいの?言っとくけど、そこまでセンスよくないぞ、俺」
「まぁ、それはそれで良いよ。一緒に回ってくれればそれでいいから」
何か、今の一言に何かダメージを受けたんだけど……。気にしないようにしよう。
「じゃあ、まずあっち行こう」
そう言ってシャルロットは歩きだした。
まぁ、このフロアのほぼ全体が水着コーナーだし、どこ行くかは最初に行かないと的絞れないよな。逆に男は一角だけだから迷う必要ないけどな!……これは嬉しいんだろうか、それとも悲しいだろうか。良く分からない。というか、男の水着って基本トランクスタイプだから種類少ないよな。たまにブーメランタイプも売ってるけど、あれはほとんど競泳用だからなぁ。女性用が増えるのは必然なのか……。まぁ、良く分からんから気にすることないか。とりあえず、付いていこうか。
俊吾は女性用の水着コーナーに入っていった。そこで、問題と言えるかはわからないが俊吾の心の中で問題が発生。
そいや、忘れてたけど……超気まずい。『何で野郎がこんな所にいるんだよ?』みたいな視線が周りから来る。これが一夏だったらまた反応が違うんだろうな…………。ここは戦略的撤退をしなくても良いのだろうか、いや、しなくてはいけない。というわけでで、Uターン……。
「俊吾?どこ行くの?こっちだよ?」
畜生、何でこういう時だけ……というわけではなく、いつもだがシャルさんは気配りが出来るんでしょうか。普通なら嬉しいのに、こういう気遣いは全く嬉しくない。あれか、神が俺に腹くくれと言っているのか、そうなのか。……あ、そんなことはない、すいません。
俊吾は渋々、シャルロット達についていった。
〜数十分後〜
「ねぇ、俊吾!こっちとこっちどっちがいいかな?」
「ウーン、ドッチモニアウンジャアリマセンカネ」
「もう、さっきからそればっかり!真面目に選んでよ!」
「いや、そんなこと言われても…………」
このくだり何回目だよ……。言っとくが、二十回目から俺は数えてないぞ。……ある程度は予想してたけど、予想以上だったな、全く。でも、まぁ…………シャルが楽しそうならそれもいいか。
シャルロットは水着を見ては悩み、そして微笑み悩みを繰り返している。それほど良い物が多いのだろうか。フランスの方がそういったセンスは良さそうなのだが、
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