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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic10 対決!ディザードVSデスザード
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した二人は互いに面と向かい合ってうなずき、そしてパワードタイガーの「さぁ行くぞ!」の一言と共に走りだした。
だがパワードタイガーも本音を言えば、竜の魔法使いと決着を何としてもつけたかったのである。
本当なら、俺が竜の魔法使いを倒して皆の仇を討ちたかった…しかし、今の俺達には主が力を貸している魔法使い…デスザードがいる。
たとえ俺達がやられても、主が俺達の仇を討ってくれれば、それこそ本望!
今は主を信じよう…それしかない!
パワードタイガーは、そう自分自身に言い聞かせ再び進撃を開始した。

デスザードはパワードタイガーを見送った後、その(よこしま)な瞳をディザードに向け、右手に握られた鎌…アークソウルを右手で振り回しながら空を滑る様に走り出し、奇声を上げながら一気に間合いを詰めていった。

「キシャアァァァァァ!!」
「くっ、来た!」

ディザードは近づいて来るデスザードにディザーソードガンをソードモードに切り替え、がら空きの左ななめ上から斬撃を繰り出したがデスザードが先を読んだのか右に少しずれて回避し、左手から錬成された魔力弾を至近距離から腹部に決め、ディザードを弾き飛ばした。
だが、ディザードも自らの魔力を解放し地面に叩きつけられる前に浮遊してブレーキをかけ、そしてデスザード同様に空を走りディザーソードガンを振り下ろす。

…ガキィッ!!

両者の刃が激しくぶつかり、バチバチと火花を散らす…だが互いに一歩もゆずらず、むしろ気合い十分に押し合っている。
今、数百年の時を越え…光の魔法竜と闇の魔法竜が、世界の存亡を賭け再び激突する!!

『カラミティドラゴン、もう一度その肉体を粉砕し異世界に封印してくれる!あの時と同じ悲劇は、もう見たくない…!!』
『マギカドラゴン、かつての借りを今ここで返す!俺こそが地上最凶の暗黒竜だ!!』




一方、パワードタイガー達はイベント広場を早足で駆け抜け、二階に向かって階段を走り出していた。
主を守るために、もっと人間から負の力を引き出さなくては…そうでないと、ベルフェゴールとの約束が無駄になってしまう!
その思いを胸に、パワードタイガー達はがむしゃらに走るが。

ヂュンッ、ヂュンッ!

またしても足元に銃撃を受け足止めされたパワードタイガー達。
これで今日二度目の足止めである。
しかし、今ディザードはデスザードと激しくぶつかり合っているため来れるはずもなく、しかも砲撃がどこからきたのかでさえ全くわからない。

『一体どこから弾が…?』
『気をつけろ、おそらく敵は近くにいるはずだ!!』

三人
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