第146話 Neptune
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た体を飲み込まれた。今度は本当に冷たい水だ。が、
グ「ひょっへぇぇぇぇぇっ!!」
冷たい海水だ。
グ「ん・・・ぶはぁぁぁっ!!」
また何とか自力逃れたものの・・・
グ「がはっ・・がはっ、がはっ・・・」
や、やべぇ・・・大量に海水飲んじまった・・・・し、しかも・・・海水には約3.5%塩分が含まれている。だから・・・
グ「うあぁぁあっ!」
傷口や火傷にめちゃくちゃ沁みる。俺はほとんど体全身を火傷したから、海水のせいで体全身に刺激が走る。
ネ「どぉ?水だけでこんなに人間をボロボロに出来るんですよ。驚きましたか?」
ネプチューンは、痛みでうずくまっている俺を欺くように笑みを浮かべる。口元は笑っているが、相変わらず光が射し込んでいない黒い瞳は笑っていない。たぶんネプチューンは、『ブラックテンプラネット』のせいで『闇』に落ちたんだろうな。『ブラックテンプラネット』は強大な闇魔法だ。いくら神だからって、たった1人で惑星を強大な闇魔法から守りぬくのはかなり困難だ。10の惑星が『闇』に染まる事になれば、守護神ももちろん『闇』に染まる・・・だが、500年間封じられてきた為、10の惑星は無事だったが、10の惑星を守る10人の守護神は・・・このままじゃ、海王星も、ネプチューンも・・・俺は火傷を何ヶ所か凍らせ、痛みに耐えながらよろよろとゆっくり立ち上がり、集中する為服を脱ぐ。
ネ「えっ?なぜ服を・・・?」
し、仕方ねぇだろ。癖なんだからよ。
ネ「ていうか、まだ戦うんですか?勘も鋭いうえに、粘り強いとは、なかなか殺しがいのある魔道士ですね。」
勝手に殺すな。俺は痛みに耐えながら両手に冷気を溜めると、
グ「アイスメイク、槍騎兵ッ!!」
氷の槍がネプチューン目掛けて飛んでいく。
ネ「そんな攻撃、無駄ですよ。」
また壷から水・・・いや、熱湯が噴出した。容赦なく氷をドロドロに溶かし、また俺に襲い掛かってくる。
グ「アイスメイク、城壁ッ!!」
巨大な城の壁のような氷が銀色の空間を覆い尽くす。
ネ「ま、まだそんなに魔力が残っていたんですかぁっ!?」
ネプチューンは驚きながらも、攻撃を止めない。熱湯もどんどん氷をドロドロに溶かしていく。
グ「ネプチューン、お前は間違ってるっ!」
ネ「何がですか?私は海王星の守護神でもあり、海王星の支」
グ「その思い込みが間違ってるって言ってんだよっ!!」
ネ「!?」
ネプチューンは光が射し込んでいない黒い瞳を見開く。俺はネプチューンの黒い瞳を氷越しから見つめる。
グ「お前は『闇』に心を乗っ取られてるだ
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