ロノフィンは何処に?
明星の英雄
ロノフィン組A
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ンターはそれぞれ動き始めた。
「…いないな、ここでは無いか。」
エリア二。灼熱の太陽が照りつける砂漠地帯。ここではガレオス等の小型魚竜種やヤオザミ、ゲネポスなどが生息している
「何も居ないな…。」
はずなのだが今日はモンスターの気配はおろかヤオザミの食事跡すら見当たらない。
オアシスの方へ足を運ぼうとしたその時
「この匂い…、ペイントボールか。」
ドレイクが微かに流れたペイントボールの匂いを嗅ぎ取った。
「あそこの日陰のエリアから流れてきてるという事は、地底湖の方からか?」
ドレイクは踵を返し、エリア四へと向かった。
「うっわあぁあぁぁ!」
ワーノルドは慌てて緊急回避をする。
だが、敵は容赦なく次の攻撃を繰り出す。
「このままじゃ持たないっ!」
敵の足元を回転回避で通り抜けるワーノルド
「悪い!待たせたなワーノルド!」
「ドレイク、危ない!」
「ぬおわっ!?」
前方から飛んできた物体を緊急回避でかわすドレイク。
「あっぶねえ…、何だあいつは!?」
ドレイクは物体が飛んできた方を見て驚愕した。
青い触角、暗緑色の甲殻、轟竜の頭殻をヤドとしているその姿。
何より驚かされたのはそのモンスターの爪。
「なるほど、爪の間にあるあの穴から飛ばしてやがったのか。」
ショウグンギザミのあの鎌のような爪が片方の腕に対になって生えており、その間に弾丸を発射する穴のようなものが確認できた。
そんな腕がやはり、他の甲殻種のように対になっている。
「アイツが…アイツが銃蟹テンノウガザミか!」
熱砂の狙撃主テンノウガザミ。
「ワーノルド!とりあえずあの小さな崖の上に登れ!俺が奴の動きを探る間にその笛を吹くんだ!」
「分かった!」
ワーノルドは急いで小さな崖の起伏を登り始めた。
その間、ドレイクは背中に収めていたボルタ=テーゼを抜いた。
ボルタ=テーゼは重厚な飛竜種の骨をベースに、舞雷竜の尖鉤爪や雷電袋を使い史上最高電圧を実現させた太刀。
非常に高電圧なため、そのまま使用する事は不可能な雷撃刀。
「よし、登りきった!…よいしょ!」
起伏を登りきったワーノルドは古龍笙【戦神埜宴】を構え、吹き始めた。
流れる音色は幾多の狩人を癒し、護り、そして奮い立たせる。
更に竜の声を無力化し、風や自然をも味方につける。古龍が成せる業を忠実に再現した古龍笛
「良い音色だ!…クッ!」
ドレイクはテンノウガザミの連続爪攻撃をたてつづけにかわす。
テンノウガザミの攻撃がひとしきり終わった後で、ドレイクはボルタ=テーゼで斬り払い間合いを取った。
テンノウガザミも間合いを取り、
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