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どっかの分隊長
後日談

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〜とある時、とある場所にて〜

「やっぱり彼凄いですね。今回も討伐数7ですか。」

司書らしき人物が、書類を見ながら呟く。

「彼は分隊長の中でも逸材だ。今回でミケと互角の討伐数になるんじゃないか?」
「わ。エルヴィン団長殿。ビックリさせないでくださいよ。」
「いや、悪いな。そんなつもりはなかった。だが俺も彼には期待しているのだ。」
「あらら、おかわいそうに。」
「何か言ったか?」
「いーえ何も。でも、この歳でミケ隊長と互角ですか……。」
「もしかしたら、将来団長になるのはこの子かもしれんな。」
「この成果から見るに、ありえない話ではないですね。」
「あぁ。これは後から聞いた話なのだがな。」

エルヴィンは珈琲を一口飲んで話を続ける。

「彼は一人で巨人の群れにつっこみ、全部倒したらしい。」
「え、群れにですか?」
「あぁ。6体の群れだったかな。それを見ていた新人兵がいたんだが、巨人があまりにも無抵抗に殺られるもんだから、今まで自分達が戦っていた敵はなんだったのかとうなだれていたよ。」
「ひゅー恐ろしい。しかも、それで無傷だそうですから…なんと言いますか。」
「くっくっく。初めてリヴァイの成果を聞いた時と同じ気分だよ。」

「では、もしかしたら昇格するかもしれませんね。」




「へくちゅっ!!!……あー、何か悪寒が。」
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