魔法先生ネギま!
0425話
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下へと氷の矢が撃ち放たれる。
「……おい!」
「ご、ごめんなさーい!」
魔法の射手を放つ反動で手元が狂ったのだろう。と言うか、良く見たら数発程全く関係の無い場所に飛んで行ったりしてるんだが……
「茶々丸、あっちに行って相坂のフォローを」
「はい、分かりました。アクセルさんもお気を付けて」
茶々丸がグレートパル様号へと向かった後も、俺達の無双モードは続いていた。
円のアーティファクトである純炎の涙を使い、甲冑を熱して着ていられなくする。そして脱いだ所に長瀬が素早く忍び寄り一撃を与えて気絶させていく。
あるいはあやかの操る鮮血の鞭が魔力によって操られ、甲冑の隙間から首へと巻き付き締め落としていく。
俺もまた致命的なダメージを与えないように、尚且つ気絶させられるように影槍を放ち次々と気絶させていく。
あるいは、守護領域内にいるのが戦闘能力の無い者達だという事を見抜いてそちらへと攻撃を仕掛けようとする者もいたのだが、そいつ等は守護領域に辿り着く前に桜咲に甲冑を切り刻まれてそのまま気絶させられた。
「うわ、うわ、うわ。皆凄い。って言うか、円とか美砂とかいいんちょとかが何か凄いんだけど! おまけに皆が皆、美砂みたいにエロい格好になってるし」
明石や佐々木の興奮したような声が周囲に響く。
……なるほど、確かに俺の従者達はそれぞれがパクティオーカードに描かれているパーティドレスやらシースルーの踊り子風の衣装やらで露出度が高くなっている。
もしかしてこれも俺の影響だったりするのか?
「た、隊長。無理です無理! そもそもナギ・スプリングフィールド杯の優勝者がいるんですよ!? 俺達だけで敵う訳ないじゃないですか! 撤退しましょう!」
「ええい、情けない事を言うな!」
「じゃあ、どうするんですか!? あのアクセルって男は紅き翼のジャック・ラカンにも勝ったんですよ!? それも1対2で!」
「む、むぅ……しょうがない。こちらも切り札を使うしかないか。おい、合図を出せ」
そんな風な声が聞こえた瞬間、空高くに照明弾のような物が打ち上げられる。まぁ、あれも何らかの魔法なんだろうが……切り札? ちょっと拙いか?
影のゲートを経由し、照明弾を放った方の男の背後へと移動する。
「げっ!? 出た!」
「悪いな、寝てろ」
その甲冑を殴りつけ、甲冑を破壊してそのまま腹へと拳を埋め込む。
骨の1本や2本は折れてるかもしれないが、死んではいないだろう。治癒術を使えば簡単に治療も可能だろうし。
「さて、切り札とやらの話をちょっと聞かせて貰おうか」
影から影槍を伸ばし、騎士団の隊長と思われる男の眼前へと突きつけてやる。だが……
「残念だったな。こちらの奥の手は既に動き出している。
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