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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0425話
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操るという額から伸びている角の能力を使ったように見せかけて混沌精霊としての能力を使い、数百本単位で飛んでくる戒めの風矢全てを燃やし尽くす。

「なっ!?」

 同時に、驚愕の声を上げている騎士団員達に届くのは耳に残るような澄んだ歌声だ。
 その発生元は千鶴の守護領域のすぐ側にいる美砂。先程まで着ていたパーティドレスよりも尚扇情的な、アラブの踊り子が着ているような赤いシースルーの衣装を身に纏っており、首に掛けられているアーティファクト、セイレーンの瞳をその手で握りながら歌っている。

「うわっ、美砂何それ。色っぽいっていうか、エロいよ!?」

 守護領域の中から明石にそんな風に言われつつも、むしろ見せつけるように胸を張って歌う美砂。
 そしてその歌声を聞いた騎士団の面々はその速度を目測で大体3割程低下させられる。
 同時に動きの鈍った相手目掛け、長瀬が巨大な手裏剣を投げつけて騎士達を吹き飛ばす。

「……おい、殺しは御法度だって言った筈だが?」
「峰打ちでござる」
「手裏剣の何処に峰があるんだよ!」

 そんなやり取りをしつつも、実際には吹き飛ばされた騎士達はピクピクと動いているのを確認して安堵の息を吐く。
 峰のない巨大手裏剣で峰打ちって本気でどうやったんだろうな。

「ふははははは! そして今こそ駄目押しとして私のグレートパル様号の出番ね!」

 早乙女の合図と共に、雲に紛れて隠されていた飛行魚が姿を現す。本人も言っていた通り金魚型の飛行魚であるグレートパル様号だ。
 そして甲板にはマシンガンのような物を構えた相坂の姿が現れる。

「さよちゃん、やっておしまい」
「りょーかいです。あのー、危ないから皆さん回避して下さいねー」

 そう注意をしてからマシンガンのトリガーを引く相坂。そこから炎、氷、風、光といった色々な属性の魔法の射手が大量に放たれる。

「フフフ。高価な魔法の射手の巻物を使いまくったマシンガンよ。……その消費する財力に比例してその威力は極上!」

 いや、確かに凄い。と言うか、俺達が魔法世界で転移させられた時に会ったリッチが得意としていたのが複数属性の魔法の射手だったんだが……こうもあっさりと同じような攻撃が再現されるとあのリッチ涙目だな。もしあの石像から元に戻す事が出来たらその辺を突っついてみるのも面白いか? ……いや、元々頭があちらの世界に逝ってるような奴だったからまともにコミュニケーションは取れないか。いざとなったらシャドウミラーの技術班に渡せばいいか? そう思った瞬間、リッチ+PTやAM+技術班=魔装機神のナグツァートという計算が……ま、まぁ、その辺はどのみちリッチを石化から元に戻す方法が確立しないと意味が無いから置いておくとしよう。
 そんな風に思った時、唐突に俺の足
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