第一章
初戦闘、頑張ります!
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明をする。
「どうしますか部長?」
朱乃先輩はみんなに代わって部長に聞いてくれる。
「そうね。仲間になればこの上なく頼りになるけど・・・」
「・・・・危険」
「優は危険じゃないっすよ!」
「そう言い切れるかな?今までの振る舞いが演技だとしてたら?」
木場の言うことは最もだ、だけど・・・
「友達なんです!優は俺の友達なんです。確かにちょっと独り言多いし、他人ばっか優先していつも自分が損してるような優しい馬鹿なんですよ!まだ四日間しか友達やってないけど俺はあいつを信じます!」
拳をギュッと握りみんなに訴える。
「・・・イッセーがそこまで言うなら一度連れてきなさい」
「部長!?いいんですか?」
「ええ、みんなそれでいいわよね?」
「「「「はい」」」」
「よかったですねイッセーさん!」
よし、明日にでも連れてきてやろう!
駒王学園から遠く離れた廃工場内部―
「ここにいるの?」
天井にはいくつも寂れて出来た穴が空いておりそこから差し込む月明かり
全体的に暗く視界が悪い。
(気配を感じます)
き、緊張してきた。
一歩一歩と少しずつ奥に入っていく。
「いる・・・」
まだ見えないが確かにそこにいるのがわかる。
「!?」
影は唐突に近づいてくる。
咄嗟に転がるようにして回避行動をとる
(落ち着け)
「うん、屍龍の魔手(アンフェス・インフルメント)!」
左手にもう見慣れたドラゴンの籠手が装着される。
(視野を広げ、相手の動きを見切るのです)
はぐれ悪魔は狼のような形状をしており動きが結構速い。
「うっ」
一体じゃないのか。
陰に隠れていたもう一匹の攻撃で右肩を爪で切り裂かれる。
『regeine!』
もう一つの神器、フォレスト・レザレクションが発動し傷を塞ぐ。
『cancer!』
屍龍の魔手(アンフェス・インフルメント)が光る。
これの特性は二十秒間に一度性質を変えられる。
基本は腐敗能力だけど・・・
二体がまたも陰に隠れて正確な場所が掴めない。
「でもこれなら!」
左手の手のひらを地面に置き魔力を集中させる。
『cancer!』
周囲の半径約五メートルにオレンジ色の円が描かれる。
「おいで」
はぐれ悪魔は挟み撃ちを仕掛けるが・・・
円に入った途端、体が溶け骨が見える。血は飛び散らず悲鳴を上げることもない、ほとんど一瞬という速さで溶かしてしまい跡形もない。
「ふう、結構きついね。あんまり向いてないかも僕」
(最初にしてはよかったじゃねえか。)(ご立派でした)
「あ
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