裁縫
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ご存知の方もおられると思いますが自衛隊にとって裁縫は必ず出来なければなりません
というのも入隊までに最低限の裁縫技術がないと苦労します。
自衛隊の試験に合格したら
『何月何日に××駐屯地』
という事を指示されますので指定された駐屯地に向かいます
地連の方が送ってくれますので、ご安心を
作者が前期教育を受けたのは故郷鳥取県のすぐ近く岡山県にある陸上自衛隊N駐屯地
中隊配属してから知ったのですがN駐屯地
教育が厳しいと評判で
また
食事がおいしい事でも評判です。
着隊して隊舎にある受付で書類等を提出した後
自分の居室に案内されます。
この時はまだ歓迎ムードがあり玄関に
『祝 着隊おめでとう!!』
という横断幕が貼られています。
居室に入ると自分のベッド・ロッカーを指定され支給された物品があるか確認(この時はまだ迷彩服等は支給されていません)した後
別の場所で制服・迷彩服・半長靴・短靴のサイズを確認して、これらを受領
居室に戻って地獄の名札・階級章の縫い付けがあります。
作者が入隊した時はすぐに2等陸士の階級章を縫い付けました
現在は自衛官候補生という制度に変わっており、こちらは候補生の階級章?を縫い付けます。
実は名札と階級章を縫い付ける位置は決まっていて
胸ポケットから何ミリ
肩から何センチ
という感じで1ミリの誤差も無く縫い付けなければなりません
この時
裁縫技術がまったく無いと本当に苦労します(笑)
作者は、ある程度の裁縫技術がありましたが縫い付けている最中こんな声がちらほら
「針に糸が通らねぇー!」
「玉結びのやり方が分からない」
「糸が切れた!」
「トリさん針に糸を通してください」
そんな中で私は縫い付けが終わったので班長に点検してもらいます
「班長!点検をお願いします」
「おっ早いな
どれどれ」
班長は物差しを使って縫い付けた位置が正しいかチェック
この時にチェックされるのは位置だけでなく左右どちらかに傾いてないかもチェックされます
「位置はいいけど縫い方がダメだな」
……はい?
ビリビリ
「やり直し(^w^)」
もし不備があった場合
苦労して縫い付けた名札もしくは階級章を剥がされます。
縫い方にも決まりがあり簡単には取れないように、しっかりと縫う必要があります。
私の場合『波縫い』という縫い方で縫い付けたのがダメだったみたいです
他にも
「縫い方が雑」
「左(もしくは右)に傾いてる」
「縫い目が見えてる」
と何度もやり直します。
人によって違いますが縫い終わるのに2〜3日かかる場合もあります
ここで入隊する人
もしくは
入隊する
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