第100話
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た。
おそらく、良いカモを見つけたと思っているのだろう。
麻生は面倒くさいと感じながら、能力を発動しようとした時だった。
その横を一つの影がものすごい速度で通り過ぎた。
それは五和だ。
約八〇メートルくらいの距離を数秒で追いつき、男達二人を捕まえると地面に叩きつける。
五和は鬼のような形相で男達を睨みつける。
「この人の持ち物を盗むなんて覚悟はできているのですか?」
「「ひっ!?」」
カモだと思い、捕まえてみればそれは悪魔だった。
すると、後ろから五和の頭に誰かの手を乗る。
五和は振り返ると、麻生が立っていた。
「鞄、取り返してくれてありがとうな。」
麻生の感謝の言葉を聞いて、鬼の形相はどこに行ったのか。
顔を真っ赤にして取り返した鞄を麻生に渡す。
それを受け取り、麻生は言う。
「さて、とりあえずブラブラと街を歩き回るか。
案内してくれるか?」
「は、はい!!
お任せしてください!!」
少し緊張しているが元気よく返事する五和だった。
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