第6話
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いに具の取り合いをしたりしながら、午後の授業が始まるまでここで時間を潰す。
「ところで〜、次の授業って何だってばよ。
はい、シカマル。お萩だ。」
「サンキュー。おっ、やっぱウメェな。
毎回思うけど、この程良い甘さにコクがある餡子は一体どうやって作ってんだ?」
「禁則事項です♪」
「ウゼぇ〜」
「相変わらずナルトって料理上手だよね〜」
「まあ、一人暮らしが長いもんでね・・・」
一応、料理はナルトの得意分野の1つである。
本当は、『ト○コ』や『食○のソーマ』を読んだのが切っ掛けで料理に手を出すようになったのだが。
もちろん、ノリで『食没』やったら、吐いた上にお腹まで壊してヤバくなったし、『釘パンチ』や『ナイフ』なども手が血だらけになるまで練習したが、結局、手がパンパンに腫れ上がっただけだった。
「・・・話が逸れているぞ。
午後の授業は女子と合同サバイバル演習だ。」
「ゲッ!・・・いのと一緒かよ。
ついてねぇ。めんどくせぇ。帰りてぇ・・・・・・」
「・・・んじゃ、碁会所に行かねぇ?」
「おっ、面白そうじゃねーか。」
「シカマル、ナルト・・・頑張ろうよ。僕も頑張るから・・・」
「チョウジ?お前どうしたんだよ。
食い物の事しか頭にねぇお前がそんな事言うなんて・・・
何か悪いもんでも食ったか?」
「キバ、失礼だぞ。チョウジにも何かあるのだろう。」
「・・・いいんだ、シノ。
この前、あんまん食べながら家に帰っているときにいのにばったり会って・・・
『お菓子ばっかり食べてないで、ちゃんと勉強もしなさいよ!
じゃないと、秋道おじ様に言いつけちゃうからね!』
って言われて・・・
お菓子がなくなったら僕は・・・僕は・・・・・・」
「「「「なるほど、そりゃあ頑張るわな・・・」」」」
と、そんな話をしていると、昼休み終了の鐘が鳴った。
4人はため息を吐き、渋々と、若干1名はウキウキと校庭へと移動した。
ウキウキしていたのがキバだったのは言うまでもないだろう。
校庭に到着したのはこの5人が最後だったらしく、既に同じ教室の奴らは集まって雑談をしていた。
そんな中から、彼らに向かって砂煙を上げながら走ってくる少女が1人いた。
「ふぅ・・・アンタたち遅いわよ。
全く・・・私がいないとすぐにだらけるんだから。」
その少女とは、ナルトより薄い金髪をポニーテールにしている『山中いの』である。
いのは、5人の傍に来るとガミガミと頭ごなしに説教を始めた。
これは、いつもの事なので華麗にスルーしながら、ナルトは集まった奴らを見るともなしに眺めていた。
"早く説教終わんねぇかなぁ・・・。"
と、そんな事を考えていると、1人の女子と目が合った。
綺麗な黒髪、モジモジと恥ずかしそうにして
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