第40話 修学旅行−2日目−その2
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とをやりだしたんだよ)」
なんか「ネギ先生とラブラブキッス大作戦」とか言って、イベントを開始したらしい。ちなみに参加者は「第1班鳴滝姉妹」「第2班長瀬&古」「第3班雪広&村上」「第4班明石&佐々木」「第5班宮崎&綾瀬」の10人とのこと。
「(千雨と木乃香は参加しなかったの?)」
「(するか、バカ)」
「(せぇへんよー)」
まぁ、そうだわな。
とか話している内に崇宰さんが戻って来た。
………、なんか背中が煤けてるな。
「君らはあれかね? 我々と戦争をしたいんだね。そういうことなんだろう?」
いきなり何を言い出すんだ………。
模蕪先生も何を言われたかわからず、きょとんとしている。
で、なにやら人が入って来て、崇宰さんに耳打ちして出て行く。
「あれだ、君らに話しても無駄だろう。関東魔法協会理事の近衛近衛門を出したまえ」
そう言って模蕪先生に学園長へ電話をかけるように促す。
その真剣な態度に押されたのか模蕪先生は学園長に電話をかけ、直ぐに崇宰さんと代わる。
何の説明もなかったが崇宰さんと学園長との電話越しの会話を聞く限り、関西に何の届け出も無く関西の地で今回の宿を網羅する儀式魔法用の広域魔法陣を作り、戦力増強となる「魔法使いの従者(ミニステル・マギ)」を多数契約するという暴挙に出た者がオレ達の宿にいるらしい………。
((ネギだな))
模蕪先生と目が合い、完璧な意思疎通ができた。
うーん、大げさとも取れるが、実際わざわざこちらの戦力を通知するぐらい気を使って表の行事の一環として修学旅行で関西に来ているのに、確かにこれはないわー。
大甘に見ても挑発行為としてしか言えんな。
ははははは。
学園長詰んだな。
ご愁傷様。
術者を引き渡せとか要求しているけど、端から見たら崇宰さんのが正しいわ。
しかも、ここで宮崎のアーティファクトがバレたら宮崎の人生も詰むんじゃないか? ネギに強力な従者を願っている学園長の人選が当たったと言えるが、読心のアーティファクトとかやばすぎだろう。
関西の言い分が余りに正しすぎてどうしようもないなぁ、とか思っていたら、崇宰さんへ部下の人が耳打ちをした。
すると、電話での会話を中断し、崇宰さんは一度部屋を出て行く。
模蕪先生がおっかなびっくり学園長と会話をしているが、どうやら学園長は詠春殿に話しを持って行ったらしい。
あの会話をしながら詠春殿に話しを持って行くとか、なんともまぁ器用なことで。
そのおかげか、苦虫を噛み潰したような雰囲気で入って来た崇宰さんは一言二言学園長と言葉を交わし−−−あれは会話じゃないな、うん−−−、唐突に電話を
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