暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
41話:過去の記憶と想い
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寂しい思い、悲しい思いしてきて、一人だとできひんことばっかりで」
「………」
「―――でも、忘れたらあかん」
はやてはそう言って、管制人格の両肩に手を置く。
「あなたの
主
(
マスター
)
は今は私で…あなたは、私の大事な子や」
「……ですが、自動防御プログラムはもう、止められません!管理局の魔導師が戦っていますが…それも…」
それを聞いたはやてはゆっくりと目を閉じ、意識を集中させる。二人の足下には、真っ白な魔法陣が現れる。
「止まって…!」
なのはとフェイトが管制人格の動きに警戒する中、突如管制人格の様子が変わった事に気づく。
『外の方!えっと、管理局の方!こちら、え〜っと…そこにいる子の保護者、八神はやてです!』
「っ!?はやてちゃん!?」
『なのはちゃん!?ほんまに!?』
「はやて、無事なの!?」
『その声はフェイトちゃん!?なんで二人が…』
そして突如聞こえてきた女の子の声は、闇の書の内部で眠っていたはやての声だった。
「今色々あって、闇の書さんと戦ってるとこ!」
『ごめん、なのはちゃん、フェイトちゃん。なんとかその子、止めてあげてくれる!?』
「どういうこと?」
『なんとか魔道書本体からはコントロールを切り離したんやけど、その子が走ってると、管理者権限が使えへん。今そっちに出てるのが、自動行動の防御プログラムだけやから!』
いきなりのはやてからの説明に、面食らう二人。思わず顔を見合わせてしまう。
『なのは、フェイト!』
「っ、ユーノ君!」
『フェイト、聞こえる!?』
「アルフ!」
さらに二人の前にモニターが出現し、そこにユーノとアルフが映る。
『わかりやすく伝えるよ。今から言う事を二人ができれば、はやてちゃんも士も外に出られる!』
「ほんと!?」
「それで、方法は!?」
『どんな方法でもいい!二人の純粋魔力砲でぶっ飛ばして!全力全開、手加減無しで!』
本当に簡潔に述べられた方法。それを聞いた二人は、小さく微笑み顔をまた見合わせる。
「さすがユーノ…!」
「わかりやすい!」
〈〈 It`s so.(まったくです)〉〉
そう言ってそれぞれの相棒を構え、魔法陣を展開する。
「ここならいいな…トリス」
〈 All right. 〉
海鳴の海に隣接する公園まで来た俺は、トリスを起動させベルトに変える。
「お兄ちゃん!」
「っ…真希…」
どうやら追っかけて来てしまったらしい。肩で大きく息をしながら、不安そうな顔で俺を見つめてくる真希。
「どうして…どうして行っちゃうの!?私も…私も連れて行ってよ!」
「……それは、ダメなんだ真希…」
そう背中を
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