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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
四駿騎士KUROE・第10話
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「でもせっかくの鎧もこのあどけない顔とはミスマッチだわ」

マリアンさんが無遠慮に頬をプ二プ二つついてくる。クルトさんとニルスさんに比べて明らかに年下なマリアンさんは地球で言う飛び級をしたらしく、他の2人より3歳若いらしい。女性に年を聞くのはマナー違反なんていうが、まだ子供ほどの年なら大して関係ないなと思った今日この頃。

それはさておき。

「なのは、いつ来ますか?」
「既に艦内にいるよ。さっき呼び出し下からもうすぐ来るよ・・・手加減してあげてね?」

なのは、お兄ちゃんは怒ってますよ。おこどころじゃなく激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームですよ?何に怒っているか良く分からないほど怒ってます。よってこれから行われるのは・・・お仕置きと言う名の憂さ晴らしなどではありません。

「・・・絶対聞いてないな」
「私も昔お兄ちゃんに隠し事して大変なことになったわ。兄妹ならよくあることよ」
「いや君の所のお兄さん方は明らかに別格だからね?」

なお、マリアンの兄は二人おり、長男の渾名が『爆砕神父』で二男の渾名が『暴走兵器』だったりする。

――なのはが訓練場にたどり着くまであと1分。
 
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