暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
7.研究フロア
潰れた計画
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第三層
廊下には扉が三つ
前から、《実験室1》、《実験室2》、《廃棄室》となっているみたいだ
まずは《実験室1》から覗いていく
中は真っ白で、監視カメラが設置してあった
白いテーブルとイス、積み木に人形…?
なんかいろいろ混ざってるような
「隠れる場所がないな、次いこう」
《実験室2》を覗く
しかし内装も、置かれていた物も一緒だった
『ここにもいないか…』
「あとは廃棄室だけか」
何故ここに廃棄室があるのか、上の廃棄フロアでは廃棄できない化学廃棄物を、こっちで処理しているみたいだ
《廃棄室》の扉を中に入る
中は小さい部屋で、正面左側に点検用と書かれた扉
右側には《廃棄物投入口》と書かれた穴があった
「点検扉はー…」
ドアノブを回す
鍵は開いていた
『お、鍵かかってないのか』
「そうみたい」
元から開いていたのか、それとも鍵の閉め忘れか
そんなことはどうでもいい、すべての部屋を確認したが何処にも居なかった
残る場所はここだけなのだ
扉を開いて中を覗く
しかし誰もいなかった
中にはいくつかのパイプと鉄の足場、そのくらいだった
しかもここは床がなく穴になって下に続いている、足場以外の場所には隠れようがない
「ここにもいないってどういうことだ…?」
『見間違いとか?』
「うーん…、ちょっと待ってて」
メモリに残っている映像ファイルを確認する
そこにはたしかに今逃げているであろう制服を着た者が映っていた
「見間違いじゃない、ってことはたぶん、ここにまだ逃げ道が残っているって事だ」
『逃げ道って言われても…、ちょっと下見てくる』
リモストが下に降りていく
俺は降りれなくても、あいつはヘリコプター型だ
落ちる危険もそんなにはない
『え?!何ここ!!』
「どうしたー?」
『下の方にまだ道がある!、通路があるんだ!』
「え、それホント!?」
『本当!、今梯子上げるね』
リモストがスイッチを押して下に隠れていた梯子を上げる
俺はその梯子を使い下に降り、どこかに続く通路を進んだ
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