六話
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曹操連合か、連中も懲りないわね」
「だが。これで、漢王朝の時代は終わるか」
「そうですね、上手く工作した甲斐があります」
主だった面々が集まり会議をし、如何するかを決めていた。
「お兄様、どう思います?」
「濡れ衣とはいえ、曹操は悪名を着せらている。参加する方がいいだろう」
「そうね、その証拠に曹操を味方する者は誰もいないわ。私も参加するほうがいいと思う」
「そうですか。では、袁紹さんにその様に文を送ります」
月が使者に文を持たせ送り出した。そしてその後、カーリアンや霞、楼、エヴリーヌが入って来た。
「やっと暴れられるわね」
「せやな、長かったで」
「そうだな、私もようやく自分の力を見せられる」
「楼って、私達に一対一で負けてから、何か難しい事、詠やねねに教わってたんだっけ」
「そうだ!用兵を一から学んだのだ。もう以前の私とは違う」
「ふーん。エヴリーヌには関係ないけど。がんばってね」
「ふっ、その様な悪罵モノとも無いわ」
「エヴリーヌ、貴女も少しは楼を見習って用兵を学べば」
ファーミシルスはそんなエヴリーヌに忠告した。
「いや!そんなの学んだらお兄ちゃんの傍にいられなくなるもん」
「リウイ様の傍にいるからこそでしょ、全く。カーリアンの悪いところばかり真似て」
「ちょっと、悪いところってどういう意味よ」
「その品性のかけらも無いところよ」
「なんですって」
「二人共やめろ、話を戻すぞ。月すぐに、連合に加わる軍を編成してくれ」
「はい!じゃあ皆さん準備に掛かってください」
十日後。月は軍を整え、連合の合流地に六万七千の軍を引き連れ、進軍した。
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