魔法先生ネギま!
0424話
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嬢様、そこで照れては台無しです」
「ビー!」
綾瀬の仲間と思われる、これもまたあの時に街にいたショートカットの少女が現れて言い淀んでいる所へと突っ込みを入れる。
何と言うか、あやかと神楽坂と言うか、エヴァと茶々丸と言うか。微妙に被ってるコンビだな、あの2人。
そんな風に思っているうちに、映像の中では話が進んでいく。
「ちょっ、ちょっとちょっと。アクセル君!」
ぐいぐいと円が俺の手を引っ張る。どこか慌てたその様子に何らかの進展、それも余りよろしくない進展があったというのは何となく予想出来た。
「どうしたんだ?」
「ネギ君があの眼鏡の仲間になるって言ってるのよ」
「……何?」
それは確かに意外な展開だが……
「って、落ち着いてる場合じゃないっすよアクセルの兄貴! このままだとネギの兄貴はこっちに残る事になるかもしんないっすよ!」
「ちょっ、それは駄目でしょ。駄目駄目駄目! 早くあの馬鹿を止めないと」
カモの言葉を聞いた神楽坂が興奮するが、そこに早乙女が待ったを掛ける。
「けどさ、アスナ。私達はこれで安全に現実世界に帰れるだろうし、ネギ君だって両親の意志を継げるって考え方もあるんだよ?」
「うー……それは分かるけど、でも何かおかしいわよ」
神楽坂はそう言うが、映像の中では話が進んで行き、クルトがネギに何らかの契約書にサインをさせようとしていた。
その様子を見ながら、神楽坂の肩を軽く叩く。
「安心しろ。あのネギがそうそう簡単にああいう奴の言いなりになると思うか?」
「アクセル……でも」
チラリと映像へと視線を向ける神楽坂。そこではネギがペンを持ち、その書類にサインを……
「やっぱり駄目! 今すぐにでもあの馬鹿を止めないと!」
そう言いながら走り出そうとする神楽坂の手を取る。
「ちょっと、離してよ!」
「そう慌てるな。映像をしっかり見てみろ」
「え?」
俺の言葉に、神楽坂は再び映像へと視線を向ける。そこではサインをしようとしたネギの動きが止まり、クルトへと声を掛けていた。
世界を救う、すなわち魔法世界の真実。火星に築かれた人造異界の崩壊の危機、と。
その辺に関してはこの魔法世界が火星にあるという時点で予想されていた内容だ。……魔法世界が崩壊の危機というのはちょっと予想外だったが。
だがそれを知っていたのはあくまでも俺やネギの周辺のメンバーだけであり、俺達から長く離れていた綾瀬やアリアドネーでの同級生達はいきなりのその発言に動きが固まっていた。
そしてその間も映像の中で話しは続いていく。
ネギが何故魔法世界12億人全てではなくMMの6700万人のみを助けると主張するのかと問いただしたのだ。父親なら、紅き翼を率いたナギな
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